股関節と内ももの硬さ&疲れを和らげるゆるストレッチ「寝る前にたった1分行うだけで違う」
座って同じ姿勢まま長時間過ごすと股関節まわりが硬くなったり腰の重だるさを感じることはありませんか?そんな方に向けて今回は寝る前にたった1分でOKの股関節ほぐしストレッチをご紹介します。
座りっぱなしだと股関節と内ももは硬くなりやすい
長時間座っていたり同じ姿勢でいると股関節が動かないため、周囲の筋肉や靭帯が硬くなることがあります。この硬さや違和感が股関節の可動域を制限し、柔軟性を低下させます。また、内ももの筋肉は股関節と密接に関連しているため、股関節が硬いと内ももの筋肉の柔軟性も低下し、股関節の機能に悪影響を与える可能性があります。
硬さを和らげるためにストレッチは効果的ですが、股関節や内ももの柔軟性を上げるストレッチは痛い・キツいという印象があるかもしれません。そんな方のために今回は、リラックス効果もあり無理なくゆったりとできるストレッチをご紹介します。
股関節&内ももゆるストレッチの効果
今回ご紹介するストレッチは、ヨガではバタフライのポーズと呼ばれるものです。両方の足の裏を合わせ、膝を開いた状態で上半身を倒すことで、股関節や内もものストレッチするのですが、柔軟性をアップさせる以外にも以下のような効果が期待できます。
腰痛の緩和
楽な前屈姿勢になることで腰から背中にかけてが緩やかに伸び、日中に負担がかかった腰の緊張や硬さが和らぎます。
内臓の働きの活性化
骨盤周辺の筋肉が柔らかくなり、腎臓やその周囲の臓器に血液や酸素を供給する血流が増えます。また、消化器系を刺激し体内の老廃物の排出を促進する効果も期待できます。
寝る前のリラックス効果を高める
思いっきりストレッチをするのではなく適度な緩さを保ちながら行うため、日中の慌ただしさで浅くなったり早くなっていた呼吸が徐々に落ち着いていきます。呼吸が落ち着けば体も緩み、心身のリラックス効果が高まります。
股関節&内ももゆるストレッチ
上半身を倒しづらかったり脚を開くのがつらく感じやすいポーズですが、そんな人でもやりやすいように今回はクッションを使って体をサポートするやり方をご紹介します。
<やり方>
1)正面にクッションを置いてその上に足の裏を乗せ、膝を立てて座る。足とお尻は近すぎず遠すぎずの間隔にする
2)足をクッションに乗せたまま膝を開いて足の裏同士をつける。両手で足首を軽くつかむ
3)ゆっくりと息を吐きながら上半身を前に倒す。頭の重さを感じながら背中をゆるめ、足首をつかんでいた両手を離して両腕も脱力する。開いた膝がつらく感じる場合は、太ももや膝の下にクッションや丸めたタオルを当ててサポートする
4)終わったらゆっくりと上半身を起こし、両手を使って開いた膝を閉じる
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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