【じめじめした季節に】空気中の有害物質を除去!特に空気清浄効果に優れた「優秀プランツ」5選
暑い季節向けて、模様替えを考えている方にぜひ取り入れてほしいのがプランツだ。インテリアをオシャレにしたり、気分を高めるたりするだけでなく、空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出したり、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収したりすることで、空気を浄化し、健康をサポートしてくれる。
プランツは空気中の有害物質を除去し、精神にも良い影響を与える
1989年に実施されたNASA空気清浄研究では、一般的な観葉植物が、ベンゼン、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレンなどの空気中の有害物質を除去するのに役立つことが示唆されている。しかし、この研究は30年以上前のものであるため、最新の研究が必要だ。現在、カナダでプランツのデリバリーサービスを展開する「foli(フォリ)」のCEO、エミリー・ワイト氏は、「室内で植物に囲まれていると、気分や生産性、創造性に良い影響を与えるという研究結果が出ています。植物の世話をするという行為は、私たちの五感を刺激します。リラックスして心を落ち着かせることは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えるのに役立ちます。」と述べ、植物がもたらすメンタル面への良い影響を強調した。
特に空気清浄効果に優れたプランツの特徴は?
葉がたくさんある植物の方がより浄化効果は期待できる。「(葉の大きい観葉植物は)よりも多くの空気汚染物質を吸収します。葉が大きいほど、空気中の毒素をより多く集め、酸素を放出する能力が高まります。」とワイト氏は述べる。
どれくらい植物を部屋におくべき?
ワイト氏は「多ければ多いほど良いでしょう。注意をあまり払わなくても良い丈夫な植物を選ぶのを忘れないでください。アロエベラやフィカスなどは手がかからないのでオススメです。」とコメントしている。
部屋に置くと健康や空気清浄に効き目の高いプランツ5選
サンスベリア
丈夫なサンセベリアは、手入れが簡単で最も人気のある観葉植物のひとつだ。ワイト氏によると、室内の空気を浄化する効果にも優れているという。「ほとんどの植物は12時間サイクルで毒素をフィルタリングしますが、サンセベリア科の植物は24時間フル稼働で空気を浄化します。」
フィカス
フィカスは、空気を浄化するのに役立つ別の観葉植物だ。植樹を専門とする非営利組織「Arbor Day Foundation (アーバー・デイ・ファンデーション)」のeコマースマネージャーのカゼイ・ハード氏によれば、「フィカスを室内で育てることには利点がいくつもあります。室内の湿度を上げ、空気を浄化し、ストレスと不安を減らし、気分を向上させることなどが挙げられます。」ちなみに、フィカスの葉を頻繁に拭くことで光合成能力を最大限に活用できる。
モンステラ
「モンステラはその大きく豊富な葉で空気浄化能力を発揮し、毒素や大気汚染物質をキャッチしてくれる」とワイト氏は言う。また、どんな環境でも湿度をもたらしてくれるため、空気の乾燥を防いでくれる。
アロエベラ
日焼け後のケアにも良いことでよく知られるアロエベラ。空気を浄化する働きもあることをご存知だろうか?寝室や書斎にひとつ置くだけで、その効果が実感できる。葉の1枚を折って、中のジェルを直接肌に塗って保湿マスクとして使うことも可能だ。
シマオオタニワタリ
ホルムアルデヒド、トルエン、トリクロロエチレンなどの有害物質を吸収してくれる。シマオオタニワタリは、直射日光から離れた明るい場所を好み、やや湿った環境が好きなので、明るく風通しの良いバスルームに置くのが適している。
出典:
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山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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