春のもやもや、体のだるさ…【ねじるだけで不調が整う】老廃物を流して自律神経を整える快適ねじりヨガ
冬がようやく終わり、さわやかな季節の到来です。気持ちも晴れやか、と言いたいところですが、「体が重だるい」「気持ちがソワソワして落ち着かない」といった不調に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。そんな時期に意識したい過ごし方のポイントや、おすすめのヨガポーズをご紹介します。
春はこんな不調を感じることがあります
気温の変化が激しい季節は、身体に負担がかかって疲れやすくなります。特に冬の終わり~春は、自律神経のバランスが特に崩れやすい季節と言われています。さらには自分自身や家族など、環境の変化も目まぐるしく起こる時期。知らず知らずのうちに心身の緊張状態が続くため、不調を感じやすいのも仕方のないことなのかもしれません。
春は「デトックス」と「自律神経調整」を意識しよう
季節の変わり目は、特に以下の2点を意識しましょう。
・身体の老廃物を流す
・自律神経を整える
東洋医学の考えでは、春は冬の間に溜め込んだ身体の老廃物を排出することが大切だと考えられています。運動やストレッチで血液やリンパの流れを促し、さらには胃や腸の調子を整え消化を促進することで、この時期に滞りやすい「気」を巡らせることにもつながります。
また、東洋医学には「五臓六腑」という概念がありますが、そこでもこの時期は自律神経の働きを調整する「肝」という場所が弱りやすいとされています。
リラックスする時間を大切にしたり、疲れたと感じたら休んだり…自分をいたわる時間を、いつも以上に取ることをおすすめします。
春におすすめの過ごし方
春は気持ちが揺らぎやすい時期と知っているだけでも、ストレスや疲れに気が付きやすくなります。気温・環境の変化に対応しようとがんばっている体をいたわりながら、この時期をゆったりと過ごしてください。
この時期に心がけたいポイントとして、以下のようなものがあります。
・軽く汗が出る程度の運動を行う
・ストレッチをして血液やリンパの巡りを促す
・ぬるめのお湯に入浴し、自律神経を整える
・質の良い睡眠を摂る
・水分をしっかり摂る
・菜の花、春菊などの季節野菜や、柑橘類など香りのある食材を摂る
・「本を読む」「友人とお喋りする」など、自分に合ったリフレッシュ時間を大切にする
春のしんどさをやわらげるヨガポーズ
ヨガはデトックス・自律神経調整のためにおすすめの方法です。気軽にトライできて春におすすめのヨガポーズを2つピックアップしたので、生活の合間にぜひ取り入れてみてください。
半分の魚のポーズ
①両脚を伸ばして床に座ります。
②左膝を立て、右脚を越えて身体の右側へ下ろします。左手は左膝を抱え、右手は身体の後ろの床につきましょう。
③息を吸いながら腰や背骨を伸ばし、吐きながら上半身を右へねじりましょう。この時腰や背中が丸まらないよう注意してください。
④可能であれば、両手を胸の前で合わせます。
⑤目線をななめ右下へ送り、30秒ほどゆったりと呼吸を繰り返しましょう。
⑥元の状態に戻り、反対側も同様に行います。
※腰・背中が丸まってしまう人は、お尻の下にクッションや折り畳んだブランケットを敷くと、上半身を真っすぐ保ちやすくなります。
マーメイドのポーズ
①両脚を真っすぐ伸ばし、両手はお尻の後ろについて指先は前に向けましょう。
②左の足先を右足先に乗せます。両手でマットを押しお尻を持ち上げて、おへそを身体の正面に向けます。
③右のお尻の横側をマットに下ろしましょう。
④左手をお腹の前につき直し、お腹をねじりながら目線を右ななめ下に送ります。
⑤30秒ほど呼吸を繰り返し、元の状態に戻りましょう。反対側も同様に行います。
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
chihiro
主に子育て世代の方々に向けて毎日を健やかに過ごすためのヨガやセルフケアをお伝えしている。コロナ禍の2021年に″おうちヨガを習慣にしながらママたちがゆるやかに繋がることのできる場が作れたら″という思いから「育児とヨガのオンラインサークルEn〈エン〉」をスタート。「ジャーナリング講座」「アンガーコントロール講座」など心を整えるための様々な講座も開催中。
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