【肥満予防にも効果あり!?】ジェシカ・アルバが、4歳から愛してやまない「健康食品」とは?
ハリウッド女優ジェシカ・アルバ(42歳)は、今では欧米でも広く知られるようになったあの発酵食品の大ファンだという。
ハリウッド女優ジェシカ・アルバ(42歳)は、自身のYouTubeチャンネルの「ホーム&クッキング」シリーズでゲストを招いて毎回様々なお気に入りの料理を紹介している。今回は、娘のヘイヴンとカリスマシェフのマット・ブルーサードと“キムチ・ケサディーヤ”を作る動画をご紹介したい。
ジェシカ・アルバ流、キムチを使ったメキシカンレシピ
ケサディーヤとは、メキシコで人気の食べ物で、トルティーヤに具材(一般的にはチキンやチーズやアボガドなど)を挟んで食べるもの。ジェシカは、「トルティーヤはメキシコ人だったら知らなければいけないもので文化のひとつ!メキシコ人だったら1日3食でも食べるほどよ」と語った。“キムチ・ケサディーヤ”は、フライパンで、たっぷりのチーズ、コリアンダー、キムチをトルティーヤで挟んでカリカリに焼くだけの簡単レシピだ。
4歳の頃からキムチの大ファン
ジェシカ・アルバは、今では欧米で広く知られるようになった発酵食品、キムチの大ファンで4歳の頃から食べているという。娘ヘイヴンが母親ジェシカに伝統的な韓国料理が好きかどうか尋ねると、「私はとにかくキムチが大好き!」と答えた。
キムチに使われる主な野菜は白菜と大根で、カロリーは少なく、食物繊維、マイクロバイオームを強化する乳酸菌、ビタミン、ポリフェノールが豊富に含まれている。以前発表された実験研究では、キムチ含まれる乳酸菌のラブレ菌とプランタラム菌に抗肥満効果があることが示されている。クリーンで健康意識の高いジェシカ・アルバは、キムチの美味しさだけでなく、その優れた健康効果にも惹かれているのかもそれない。
キムチは肥満予防に効果あり?!
医学雑誌「BMJオープン」に掲載された最新研究によれば、1日に最大3回キムチを食べると、特に男性の肥満リスクを著しく低減させる可能性があるという。Health Examinees(HEXA)研究からのデータを元に調査した。HEXAは、韓国の40歳以上の成人を対象にした慢性疾患の環境および遺伝子リスク要因を調査するもので、平均年齢51歳の11万5726人の参加者(男性36,756人、女性78,970人)が含まれている。参加者は、106項目の食物頻度アンケートに回答し、特定の食品をいくつ食べるか(ない、まれ、1日3回まで)を共有し、身長、体重、および腰囲も測定された。
最大1日3回のキムチ摂取は、1日1回未満の場合と比較して肥満の有病率が11%低いと結論づけられた。男性では、1日に3回以上の白菜キムチの摂取は、1回未満の場合と比較して肥満および腹部肥満の有病率がそれぞれ10%低いことが確認された。女性では、1日2~3回の白菜キムチの摂取は肥満の有病率が8%低く、1日1~2回の摂取は腹部肥満の有病率が6%低いことが示された。また、大根キムチ(カクテキ)の摂取量が男女ともに肥満の有病率を9%低減させることも判明した。キムチの塩分含有量についての懸念もあるが、キムチに含まれるカリウムが中和する可能性があると研究者は述べている。
ジェシカ・アルバも大好きなキムチは、美味しさだけでなく、最新の研究で肥満予防にも効果がある可能性が示された。キムチの健康効果を活かした彼女オリジナルのキムチ・ケサディーヤのレシピは食べる楽しみと共に健康促進が期待できそうだ。
出典:
Jessica Alba’s Favorite Fermented Food Has a Surprising Health Benefit, According to a New Study
Can Moderate Kimchi Consumption Lower Obesity Risk? A Closer Look at New Findings
Watch Jessica Alba Teach Daughter to Make Tortillas the Same Way the Actress Learned from Grandma
Eating Three Servings of Kimchi Daily Linked to Lower Risk of Obesity
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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