ソワソワ、イライラ、セカセカが止まらない…そんな時こそストレッチを!胸を開く簡単ストレッチ
日々の生活の中でイライラ・セカセカしたり、緊張してドキドキしたり…気分が良い時もあればそうでない時もあるかと思います。気分が落ち着かない時は今回ご紹介するストレッチを行なってリラックスする時間を作ってくださいね。
イライラすることは悪いこと?
常にハッピーでいた方が良いが思われがちですが、人間だからこそ感情に振り回されてしまうこともきっとあると思います。無理に感情を押し殺してしまうことによって、かえってストレスを抱えてしまう場合もあるかもしれません。
イライラをすること自体は自分の感情に従って生きているということなので絶対ダメということではないと筆者は考えています。しかし、一つ覚えておいてもらいたいがあります。
私たちがイライラしている時、私たちは呼吸がとても浅くなる、もしくは止まっていることが多いです。呼吸が浅くなってしまうと、自律神経の中の交感神経が優位になりすぎてしまい、リラックスしにくくなってしまいます。
現代人はそもそも副交感神経への切り替えが下手になっているため、こういった事態はできれば避けたいところです。また、交感神経が優位の状態が続くと空気が十分に送り込まれず、酸素と二酸化炭素を換気する効率が下がってしまいます。その結果、代謝が落ちやすくなり太りやすくなる、臓器の働きが低下、疲労感が取れないといった悪循環が起きやすくなるのです。
浅い呼吸は改善できる
浅い呼吸によって起こるデメリットを見て、できるだけ深い呼吸でリラックスしたいと感じた方も多いのではないでしょうか?しかし、深い呼吸をしようと思っても、気づくと無意識に浅い呼吸になってなってしまう…それくらい私たちにとって当たり前のものが呼吸なのです。
深い呼吸を続けるためにまず意識してほしいことは、イライラしたときやセカセカしている時に深い呼吸に切り替えること。これだけでネガティブな感情が薄まっていきます。また、普段からの姿勢も重要です。猫背傾向にある方やデスクワークやパソコン作業が長い方は、胸まわりの筋肉が硬く縮こまり、深い呼吸をしたくても呼吸しづらい状態になってしまいます。
胸を開いて心地よい呼吸をしよう
普段忙しいとなかなか胸を開いて深呼吸をする時間もないでしょう。今回は、ヨガのポーズ・かんぬきのポーズに深い呼吸を促進できる動きを加えたアレンジポーズをご紹介します。
<やり方>
1)マットの真ん中で膝立ちになり、右脚のみ横に出します。左膝の延長線上に右のつま先があるイメージで伸ばします
2)右手を右脚に軽く添え、息を吐きながら上体を右側に倒します。左体側を伸ばしつつ、左手指先を斜め上に伸ばします
3)息を吸いながら上体を起こし、左手指先をマットに置きます
4)息を吐きながら胸を天井に向けるように開いて、3~5呼吸繰り返しましょう
5)息を吸いながらゆっくり上体を起こして、脚を入れ替えて反対側もやってみましょう。ご自身が心地いいポイントを探りながら行ってみてください
1日一回、深呼吸をする時間を作ろう
呼吸を整えることで代謝は整い痩せやすい体へと変わるだけでなく、自分のメンタルや自律神経も整いやすく、生きやすい自分になっていきます。あれこれトレーニングや筋トレはできないなんて時こそ、少しだけ呼吸に意識する時間を作ってみてくださいね。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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