意外と知らない「甘味料不使用」表示の裏側|砂糖と食品添加物の違いとは?

 意外と知らない「甘味料不使用」表示の裏側|砂糖と食品添加物の違いとは?
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健康志向の高まりとともに、「甘味料不使用」という表示に注目が集まっています。しかし、この表示には砂糖の使用が含まれている可能性がある点に注意が必要です。

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国民生活センターに、消費者からこのような質問がありました。

「購入した商品に甘味料不使用との記載があったのに、砂糖が含まれていました。甘味料と砂糖はそもそも違うのでしょうか?これは商品表示として問題ないのでしょうか?」

甘味料不使用表示の真意

最近の健康志向の高まりに伴い、「甘味料不使用」という表示がある食品に人々の関心が集まっています。しかし、この表示を見た際には、砂糖が含まれている可能性があることに注意が必要です。

「甘味料不使用」という表示は、食品添加物としての甘味料が使用されていないことを意味します。しかし、この表示は原材料としての「砂糖」の使用を排除するものではありません。つまり、甘味料を使わずに砂糖を使用している場合、この表示は正しいということになります。

食品表示基準によると、加工食品の成分表示では原材料と食品添加物を区別し、重量の割合が高いものから順に表示されます。食品添加物は、使用したすべての物質を重量順に表示し、特定の用途に使われる物質については、用途を示した上で物質名を表示することとなっています。

砂糖と甘味料の違いについて

砂糖と甘味料の違いを理解することは、健康に配慮した食生活を送る上で重要です。砂糖は糖類の一種で、単糖類二つが結びついてできた二糖類です。一方で、「甘味料」は糖類とは異なり、食品添加物の一種です。

健康に気をつけている方は、食品の表示をよく読み、糖分の摂取を控えることが大切です。「砂糖不使用」と表示されていても、食品添加物としての「甘味料」が含まれている場合がありますので、表示に惑わされず、成分を理解し、適切な食品選択を行うことが健康維持には必要不可欠です。

出典:国民生活センター「甘味料を使っていないという表示があったのに、砂糖が入っていた」

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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