前屈苦手な方は試してみて!筋肉の【センサー】を活用して柔軟性UP「壁を使ったもも裏ストレッチ」
身体が硬いと感じている方こそ知って頂きたい!私たちの筋肉内にある「センサー」についてと、このセンサーを上手に活用する「もも裏を効率よく伸ばす」やり方をご紹介します。
筋肉内の2つのセンサーとは?
長さを感知するセンサー
筋肉の筋紡錘という場所には筋肉の「長さ」を感知するセンサーが存在します。このセンサーがあることで筋肉が伸ばされる感覚を感じられるのですが、実は筋肉が硬くなれば硬くなるほど筋肉内にある繊維はどんどん短くなっていくため、長さを感知するセンサーもそれに対応していきます。
結果、身体が硬い方は少し伸ばしただけでも伸びている感覚を感じてしまうため、それ以上伸ばすことがキツく感じるのです。
張力を感知するセンサー
そしてもう一つ、筋肉の端にある腱紡錘という場所に腱の「張力」を感知するセンサーが存在します。ここで注目して欲しいのが、このセンサーは”腱の張力に反応して筋肉を緩ませる”という働きをすること。この働きを活用して柔軟性を高めるストレッチはホールド&リラックス法と呼ばれ、リハビリや怪我予防、パフォーマンスの向上などの目的で様々な場面で用いられているのです。
今回はこのセンサーを活用し、効率よく柔軟性がUPできるように「もも裏伸ばし」のホールド&リラックス法をご紹介します。前屈が苦手な方や、なかなか前屈が深まらないと感じている方にお勧めです。特に今回のストレッチは通常の前屈ストレッチで腰が丸まってしまう方や腰が痛くなってしまう方などにもお勧めです。
壁を使ったもも裏伸ばし
※ヨガストラップの代わりにバスタオルなどでもOK
①仰向けになり、左膝は曲げて左足裏を壁につけます。ヨガストラップを右足裏に引っ掛け右膝は伸ばしたままでかかとを壁につけます。この時点ではヨガストラップは緩めています。
※お尻が壁に近いほどもも裏を伸ばす強度が高くなりますので、最初は無理なく膝を伸ばせる位置から始めましょう。膝を伸ばすのが辛い方は軽く膝を曲げていてもOKです。
②10秒間、右かかとで壁を強めに押し続けます。
③10秒間押したら右脚の力を一旦緩めます。そして鼻から大きく息を吸って、口からゆっくり吐きながらヨガストレップを引き寄せて、もも裏の心地よい程度の伸びを感じます。
そのまま呼吸を止めずに10秒間キープ。
ここまでを1セットとして3セット行ってみましょう。終わったら反対脚も同様に行います。
【分かりやすい動画でご覧になりたい方はこちら】
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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