【タオル・雑巾でながら筋トレ】内ももを鍛えて脚をひと回り細くする「床拭きエクサ」

 【タオル・雑巾でながら筋トレ】内ももを鍛えて脚をひと回り細くする「床拭きエクサ」
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寒い冬は家の中で過ごす時間が増えがち。自然と運動量も減ってしまい、脚の筋肉も弱ってきます。今回はちょっとキツいけれど効果抜群、内もものたるみに効く運動を紹介します。薄着になる季節が来る前に、太ももの間に隙間を作っちゃいましょう!

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内ももがたるみやすい理由とは

太ももの前側や横側は張りやすい反面、ぷよぷよしていているのが内もも。このぷよぷよの原因は股関節のゆがみにあります。

私たちは股関節を動かすことで脚の動作を生み出しているわけですが、股関節は日常生活での悪い姿勢や脚の使い方の癖などでゆがむことがあります。そうして股関節がゆがんだまま脚を動かそうとすると、太ももの前や横にある筋肉ばかりを使ってしまうのです。

一方で、内ももの筋肉は日常生活の動作ではあまり使われることがありません。その結果脂肪がたまりやすくなります。内ももは自然には引き締まらないので、意識して運動する必要があります。

内もも
イラストAC

内転筋を意識しよう

内ももの筋肉は股関節内転筋群といいます。大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋の5つから構成されており、これらの筋肉は骨盤の前側にある恥骨から、太ももの内側に向かって走行しています。主な役割として、脚を内側に引き寄せる・後ろに引いて前に蹴り出すといった動作を行っています。それ以外に、骨盤と太ももの骨をつなぐ役割もあります。

内転筋
イラストAC

内転筋が弱っているのはこんな人

内転筋群が衰えると太ももの骨の位置が外に広がってしまうため、O脚やガニ股歩行につながります。そうなると余計に股関節のゆがみが助長され、内ももはさらにたるみやすくなります。以下の項目に当てはまる人は、内転筋が弱くなっている可能性が高いので注意しましょう。

・座っているときに脚を組んだり、無意識に足首を絡ませる癖がある。
・膝を閉じて座る姿勢をキープできない。自然と膝が開いてしまう。
・昔に比べると階段の上り下りが辛く感じる。

当てはまった項目がある人は、日常から内ももを締めて座る・歩くことを意識してみましょう。そうすることで内転筋の衰えを防ぐことができます。

内ももほっそり!タオルエクササイズ

エクササイズで脚を動かす際は、内転筋を伸ばす→引きつけるの動きを意識しましょう。運動前にタオルを準備して、片脚でタオルを踏んだ状態から始めます。

(1) 直立の姿勢から、タオル(雑巾でもOK)を踏んでいる方の脚を真横に開く

(2) 開いた脚を引きつけて元の姿勢に戻る

【ポイント】

・脚を動かしている間は、お腹に力を入れ猫背にならないように気をつけましょう。

・脚を引きつける際は軸足に体重が乗り過ぎないようにしましょう。

・開いた脚の恥骨付近に力を入れて動かすと、内転筋群を刺激しやすくなります。

内転筋エクササイズ
Photo by Sayaka Utsunomiya

運動の詳細は以下動画からも確認いただけます

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AUTHOR

宇都宮明香

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。



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