【冬の腰痛はここの硬さが原因かも!】腹筋とガチガチの前ももを同時にほぐす「腰痛改善ストレッチ」
寒くなると「腰痛」に悩む人が増えてきます。温めたり、コルセットをしたり、腰回りのストレッチをしたり…いろいろな方法で腰痛改善に挑んでいる人も多いと思いますが、それでもなかなか良くならない場合は、「前ももの硬さ」が原因かもしれません。簡単ストレッチで腰を軽くしましょう!
前ももと腰の関係性について
太ももの筋肉は、身体の中でも特に大きな筋肉がついています。太もも前側は、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と呼ばれる4つの筋肉、後ろ側にはハムストリングスと呼ばれる3つの合わさった筋肉が骨盤から膝まで繋がっています。
中でも今回注目したいのが大腿四頭筋。骨盤の前側から始まり、そのまま膝まで伸びて、膝のお皿が停止地点となっています。大腿四頭筋は、脚の曲げ伸ばしや、骨盤を前後に倒す際に活躍するなど、ほぼすべてに下半身運動に関わっています。
腰痛は大腿四頭筋の硬さが原因かも
腰痛を持っている人で、デスクワークなどで座ったままの時間が長い人や反り腰さんは、骨盤が前に倒れた状態が維持されている時間が長いため、支えている大腿四頭筋が硬くなっているかもしれません。大腿四頭筋が硬くなると、背骨の腰部分が反りやすくなり、腰椎の隙間が狭くなってしまい、痛みに繋がりやすくなるのです。
筋力低下も腰痛の原因に
筋肉が強張ると痛みになり、その痛みはほぐすことで緩和ができます。腰痛持ちの人の特徴としては、お腹の筋肉の筋力が低下している人が特に多い。いわゆる腹筋部分をさす腹直筋(ふくちょくきん)が弱まると、骨盤が前に倒れた状態の前傾姿勢を促してしまい、骨盤が前に倒れやすくなることで腰のスペースが狭くなります。それが腰痛を引き起こしている可能性があるのです。
「腹筋が弱いな」という自覚がある人は、ストレッチの際にお腹を使うことにも意識を向けてみましょう。
腹筋と前ももほぐしが同時にできる!腰痛改善ストレッチ
1、両膝を立てて床に座り、両手を体の横の床につきます。
2、右脚は伸ばしたまま、左膝を後ろに折り、足の甲を床につけます。
3、お腹の力が抜けないように注意しながら、ゆっくりと身体を後ろに倒していきましょう。
4、余裕があれば、お尻の後ろの床にひじをつき、前ももの伸びを感じましょう。
5、息を吸って体を右にねじり、膝を曲げている左側のお尻を持ち上げます。
6、吐きながらお尻を元に戻し、さらに床に根付かせるように伸びを深めていきましょう。
詳しい説明は、こちらの動画でもご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く