【お悩み】「寒い季節になると気分がふさぎ込む...」今からできる対処法は? #毒出し保健室

 【お悩み】「寒い季節になると気分がふさぎ込む...」今からできる対処法は?  #毒出し保健室
Photo by Brooke Cagle on Unsplash

アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!

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今回「毒出し保健室」を訪れてくれたのは、寒い季節に気分がふさぎ込んでしまうという会社員のNさん(29歳)。寒い季節には、「元気が出ない」「落ち込みやすい」「これと言った原因も見当たらないのに泣けてくる」という人もいらっしゃいます。Nさんの、秋から冬にかけての生活習慣などをお伺いしていきながら、ご自宅でできるケア方法をご紹介させていただきました。

【お悩み相談】「冬になると気分がふさぎ込む...」

桑子: こんにちは!今日はどんなお悩みでいらっしゃいましたか?

Nさん: こんにちは。寒い季節になると、とにかく後ろ向きになります。病院で診断されたわけではないんですが、ただただ気分がふさぎ込むんです。

桑子: なるほど…辛いですね。症状が出るのは冬の時期だけですか?

Nさん: そうですね。普段は比較的陽気な方だと思います。けど、去年から少しずつ前倒しになってきているというか…秋っぽい季節になると、朝晩冷え込んだりするじゃないですか。あと、金木犀の香りがしたりして、そういうので少しずつ冬の訪れに敏感になっていて、「もうすぐ冬なんだな…また、落ち込むことが多くなるのかな…」と思ってます。

桑子: 冬の時期に、食事の変化などありますか?食欲が増したり、食べすぎてしまうとか?

Nさん: うんうん。食べすぎてしまいますね。そのせいなのか、体重も増えるんです。

桑子: どんなものを食べていますか?

Nさん: どんなものだろう?ちゃんと意識していないので… コンビニとかで適当に目についたものを手にとったりしています。

桑子: お菓子とかが多いですか?

Nさん: そうですね。お菓子も結構食べますし、昼はお弁当とかおにぎりと豆腐バーとかが多いかな。

桑子: 睡眠傾向はどうでしょう?よく眠れますか?

Nさん: 1日中眠いことが多いです。休みの日は、夜10時に寝て、10時過ぎまで寝ていることもざらにあります。けど、寝ても寝ても、眠いんですよね…

桑子: 季節に関係なく運動習慣などはありますか?

Nさん: 運動はそんなにしていません。やらないといけないとは思っているんですが…

冬の落ち込みを軽減するためには・・・?

散歩+日光浴

寒い時期は外に出ることは億劫になってしまいがちですが、1日1回は散歩に出るようにすると◎。そして陽の光が浴びれる時間帯に出かけるのがおすすめです。冬場は日照時間が短くなりますよね。それに伴い、人が光にあたる時間も必然的に短くなります。すると、神経伝達物質であるセロトニンという物質が減って脳の活動が鈍くなり、身体のリズムが狂ってしまうと言われています。セロトニンは、別名「幸せホルモン」と呼ばれていて脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があり、不足するとイライラや不安・恐怖などのストレスを感じやすくなると言われています。

また、適度な有酸素運動(散歩)は、代謝もあげて、感情の消化の助けにもなるかもしれません。アーユルヴェーダでは、感情の消化もウェルビーイングにとって大切なものだと考えています。感情の消化方法には、瞑想やジャーナリングなどの方法もありますが、散歩など体を使って行うものの方が、より簡単ではないかと私は思っています。

とは言っても、出勤時間はまだ薄暗くて、仕事中に散歩に行くなんてできない、帰る頃には日が沈んでいるということも決して珍しくないかもしれません。そういった方は、ランチはデスクでとるのではなくて、外に出ることをオススメ。そのついでに食後の散歩を習慣化してみると良いかもしれません。お弁当を買いに出たり、外食する場合は、いつもより少し先のお店まで歩いてみるとGood。

自炊してみるのも◎

お忙しい中、毎日手料理を作るのはハードルが高いかもしれませんが、料理は以外とメンタルに良い影響があると言われています。料理には、食材を切ったり調理をしたりと、何かと集中力が必要ですが、手作業によるリズム感によってリラックス効果が得られるそうです。2021年に『Frontiers in Psychology』誌で発表された研究によると、料理をすることで幸福感とリラックス感の両方を得ることができ、キッチンで自信を得ることで全体的に自立した気分になることが分かっています。

また、アーユルヴェーダでは「You are what you eat(あなたはあなたの食べているものでできている)」と考えています。なるべく滋養強壮になるものを選んで手作りできたらいいかもしれません。例えばお粥などは簡単で時間もかかりません。「ちょっと、シンプルすぎて満足感がない…」というようであれば、お出汁やスパイス、野菜などをふんだんに加えてアレンジするのがおすすめです。

就寝時間と起床時間は毎日同じ

「お休みの日は、たくさん寝たい」という方は多いと思います。(私もそうです!)一方で、冬の間も規則正しい生活を心がけることで、落ち込み軽減につながると考えられています。アーユルヴェーダでは、不規則性はメンタルの乱れにつながるとも考えられているので、就寝時間と起床時間は無理のない程度に同じ時間にしてみると良い結果が得られるかもしれません。

本格的な冬が始まる前に、ぜひできることから習慣化できるようにトライしてみてはいかがでしょうか。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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