座っていると腰が張ってくる、立ち上がると腰が痛い…椅子に座ったまま誰でも簡単!腰痛予防ストレッチ

 座っていると腰が張ってくる、立ち上がると腰が痛い…椅子に座ったまま誰でも簡単!腰痛予防ストレッチ
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座っていると腰が張ってくる、立ち上がると腰が痛い…なんてことはありませんか?まだ症状がなくても長時間座っている人、運転をする時間が長い人は腸腰筋が硬くなっている可能性があります。今回は簡単にできる腸腰筋ストレッチをご紹介します。

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腸腰筋と腰痛の関係

腸腰筋 イラスト
イラスト by イラストAC

股関節の深層には腸腰筋という背骨から太ももの骨の内側につく長い筋肉が走行しており、この筋肉は上半身と下半身を繋ぐ大切なインナーマッスルです。腸腰筋の付着部位をもっと細かく見ると胸の背骨の(胸椎)の一番下から腰の背骨(腰椎)5個の横突起が筋肉の始まり部分です。

椅子に座る姿勢では股関節はずっと曲がっており、股関節の前側が縮んだ状態が続くと股関節のインナーマッスルである腸腰筋に負荷がかかり硬くなってしまいます。腸腰筋は付着場所が腰まわりのため、この筋肉が強張ると腰も張ってきます。

また、腸腰筋が縮んだまま強張ると立った時に腰椎を前方に引っ張ってしまうことで腰に負担がかかり、痛みを引き起こす原因にもなってしまうのです。

腸腰筋が硬いことによるその他のデメリット

他にも、腸腰筋が硬くなるとお腹を走る太い血管が圧迫されて血行が悪くなり、むくみ・冷えなどを引き起こしてしまいます。また、脚を後ろに引く動作で腸腰筋がストッパーとなってしまうためお尻をうまく使えなくなり、お尻が垂れて脚が短く太くなる原因にもなります。

さらに、腸腰筋は良い姿勢を保つのに必須となる重要な筋肉で、内臓の位置を正しい位置に保つのにも貢献しているため、ここが縮みっぱなしで硬くなることで内臓下垂によるぽっこりお腹などのスタイルダウンを招きかねません。

このような理由から、腸腰筋はしっかりストレッチしておきたい筋肉になります。今回は椅子に座りながらできるストレッチをご紹介しますので座って作業をしている合間に頻繁にこのストレッチを取り入れていきましょう!

腸腰筋チェアストレッチ

<やり方>

チェア 腸腰筋 ストレッチ
photo by Yukari Takayama

1)椅子に座って左を向き、左のお尻だけ座面に乗せ右足を後方に引いてつま先を立てる

チェア 腸腰筋 ストレッチ
photo by Yukari Takayama

2)右の股関節の下に右膝が真っ直ぐおりている位置にセットして両手を腰に添え、息を吐きながら腰を丸めてお腹を引き上げ骨盤を後ろに傾ける

3)余裕がある人は右足をさらに後方に引き、右膝を伸ばす。骨盤をまっすぐに立ててから右手を天井に向かって上げ、息を吐きながら上体を左に傾ける

4)反対側も同様に行う。

 詳しいやり方を動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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チェア 腸腰筋 ストレッチ
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