週末の夜に行いたい。背筋の緊張を和らげるシークエンス
どんなに落ち着いた人でも、慌ただしく休暇を過ごした後は疲れきって参ってしまう。このシークエンスは、可動域いっぱいに背骨を動かして緊張を和らげることを目的としている。旅行や緊張でこわばった筋肉をストレッチできるだけでなく、背中を支えている大きな筋肉への血流を増やしてエネルギーレベルを高めることによって、気持ちが若返り、元気が湧いてくる。しかも、体の中心軸である背骨をあらゆる方向に動かすため、心も軽快になり解放される。背骨の柔軟性が高まれば、心と体の通信 状態が良くなり、常に落ち着きを失わず、感謝や喜びといった肯定的な感情に包まれていられるようになる。
1.スカーサナ(安楽座)
脚を交差させて座り、手を膝の上におく。左手を右膝にのせ、上体を右にねじる。息を吸いながら背骨を伸ばし、息を吐きながら腹部を引き締める。5回呼吸をする間この姿勢を保ったら、反対側も行う。
2.キャット&カウ(猫と牛のポーズ)
四つん這いになり、膝が腰の下、手首が肩の下にくるようにする。息を吸いながら、腹部を下げて背中を反らす。息を吐きながら、腹部を引き込み背中を丸める。5回繰り返す。
3.パリガーサナ(門のポーズ、バリエーション)
膝立ちになり右脚を横に伸ばす。左手を上に伸ばしながら、右手は右脚にのせて下に滑らせていく。ひと呼吸する間この姿勢を保つ。
4.アルダチャンドラーサナ(半月のポーズ、バリエーション)
門のポーズから、左手を床におく。右腕を伸ばし、右脚を床とほぼ平行になるまで引き上げる。ひと呼吸する間この姿勢を保つ。
3と4のポーズの右側を続けて行い、次に左側を続けて行う。
5.アドームカシュヴァーナーサナダウンドッグ(バリエーション)
四つん這いになる。かかとを上げて、腰を後方に引き上げダウンドッグに入る。右脚をゆっくり上げて、右膝を曲げ、腰の右側を開放する。目線を和らげる。
6.ウッタンプリシュターサナ(トカゲのポーズ)
ダウンドッグから、右脚を両手の間に運ぶ。右膝を右足首の真上に保ったまま、両手を右足の内側に持っていく。ポーズを深めるには、上体を下げて前腕を床につける(ブロックを用いてもよい)。
5〜8のポーズの右側を続けて行い、次に左側を続けて行う。
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