実は消化に良くなかった!消化力が弱まっている時に気をつけるべき食材は?管理栄養士が解説

 実は消化に良くなかった!消化力が弱まっている時に気をつけるべき食材は?管理栄養士が解説
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気温が高い日が続いたり、疲労が積み重なり消化力が弱くなってしまった時、消化によいものを取り入れようと意識をしていても知らない間に実は体では消化に負担がかかっている食材があります。 今回は消化によいと思われていても実は注意すべき食材について管理栄養士が解説します。

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そもそもなぜ消化力が落ちるの?

夏の終わりには、室内外の温度の差や湿度の高さを続くことでいわゆる「夏バテ」といった状態に体がなります。体だけではなく実は私たちの内臓も、氷のはいった冷たい飲み物や体を冷やす食べ物によって消化力が弱くなっています。またその他、継続的なストレスや睡眠不足なども体力低下につながり、 消化力が弱くなると言われています。

疲れ
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消化に良いと思われているが注意が必要なもの

香辛料や薬味はカレーや肉や魚などの香付けをして臭み消しや食欲増進にも役立つ食材として人気です。また、香辛料や薬味は食欲を増進や胃腸を活発にする効果効能を持ち合わせている種類が多いです。しかしながら胃腸の調子が弱っている時などに食べると胃腸が必要非常に刺激されて消化不良になってしまう事があります。

消化
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どんな香辛料・薬味に注意が必要?

ワサビ

日本食のアクセントで有名なワサビですが、ワサビの成分には炎症を引き起こす成分も含まれており、胃粘膜の血流を増やし胃痛になる事もあります。

生姜

生姜も古くから寒い時期や夏場などクーラーで冷えた体を温めるなど、血行促進の目的で冬に活躍する香辛料ですが、体を温めたいからといって過剰に摂取してしまうことで胃の痛みを発症しやすくなります。

胡椒

胡椒もお肉の下味や味の引き締めとして自宅のキッチンに常備してある香辛料の1つです。ですが体が疲れている時や消化力が落ちてしまっている時など胡椒の刺激は強すぎることがあり下痢など起こしてしまう事もあります。

薬味
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消化力が落ちてしまった時におすすめの食事とは?

消化力が落ちている時は胃の中に長く止まる食材や刺激のある食材は極力控えましょう。積極的に取り入れていただきたい食材を紹介します。

  • おかゆやうどん
  • 酸味の少ない果物(バナナなど)
  • 油のすくない白身魚(タラなど)

など刺激や脂肪が少ない食材がおすすめです。

うどん
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管理栄養士からのアドバイス

体の弱っている時には香辛料や薬味など少ない食事を意識すると、消化力が弱っていてもスムーズに消化をすることができます。
消化力をしっかり上げる事も大切ですが、弱ってしまうことはどなたでも起こりうること。いざという時にしっかり胃腸に優しい食事に切り替えましょう。

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AUTHOR

竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



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