【肩こり&腰痛解消】忙しい人でもサクッとできる背骨まわりストレッチ
連日の暑さによる疲労感はもちろん、日々蓄積されていく肩こりや腰痛などの体の不調。これが当たり前だと思って不調な状態に慣れていないでしょうか。今回は肩こりや腰痛が楽になるストレッチをご紹介します。
肩や腰だけをほぐしても痛みは治らない?
肩こりや腰痛を感じた時、多くの人が痛みがある部位に直接アプローチすべきと考えているかと思います。もちろんそれ自体は間違っていません。しかし、根本から改善したいと思った場合、アプローチすべき部位があります。それは背骨まわりです。背骨は私たちの体を支えてくれている大切な柱。立ったり座ったりする動作ができるのもこの柱があるおかげです。
しかし、体にとって大事な部位にも関わらず、背骨まわりをケアすることになかなか意識が向かないのも現実です。
背骨まわりが凝るとどうなるの?
背骨まわりにある筋肉の一つが脊柱起立筋です。この筋肉が凝り固まることで、本来緩やかなS字カーブを描くのが理想的な背骨が綺麗なS字カーブを描けなくなり、結果として姿勢が根本から崩れやすくなります。これが原因で肩こりや腰痛などの不調を引き起こすことも。「姿勢の乱れ=筋力が弱い」ともよく言われていますが、背骨を支える筋肉の硬さも原因として考えられるのです。
また、背骨まわりが硬いとゆったりとした深い呼吸がしにくくなっています。呼吸が浅くなることで、夜寝る時に副交感神経が優位になりにくくリラックスモードに入りにくくなってしまいます。ストレスを抱えやすい現代人にとって、背骨まわりが硬いことはできる限り避けたいですね。
忙しい人でもサクッとできる!背骨まわりストレッチ
今回は忙しくてストレッチをする時間がなかなか取れない…という方でも簡単にできるストレッチ方法をご紹介します。写真ではマットの上で行っていますが、椅子に座ったままでもOKです。
<やり方>
1)あぐらの姿勢になり、両手は体の前に置く
2)息を吐きながら首・背中・腰を思い切り丸め、重心も後ろに移動させる。視線はおへそを覗き込むように
3)息を吸いながら重心を前に移動し、腰から背中にかけて反らす。耳と肩の距離を遠ざけるイメージで視線は斜め上を見る
4)自分の呼吸のペースに合わせながら、スムーズに動かしやすくなるまで続ける
背骨のまわりは普段なかなか意識しない、動かさない部位だからこそ、最初はあまり動かせていないように感じるかもしれません。でも、やりにくさを感じる=変化を感じやすいとポジティブに変換して、ちょっとずつ柔軟な背骨まわりを取り戻していきましょう。硬くなった部位をほぐすには、たった一回やっただけで終わるのではなく毎日コツコツ継続することが重要です。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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