【世界一やさしい腕立て伏せ】で「痩せ細胞」を活性化しよう!
褐色脂肪細胞、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?人の身体には白色脂肪細胞と、褐色脂肪細胞と呼ばれる全く働きの異なる2種類の細胞があります。褐色脂肪細胞は別名「痩せ細胞」とも呼ばれています。今日は、この「痩せ細胞」を活性化させる立ったままできる世界一やさしい腕立て伏せをご紹介します!
脂肪をエネルギーに変えてくれる痩せ細胞「褐色脂肪細胞」を刺激するコツ
白色脂肪細胞は、主に過剰なエネルギーを身体全体の皮下や内臓の周囲に中性脂肪として蓄えられたものです。
褐色脂肪細胞は、逆に脂肪細胞を燃焼させエネルギーに変える働きがあり、首周り、脇の下、肩甲骨の周囲、腎臓に存在します。
褐色脂肪はミトコンドリアが多いという特徴を持つため褐色で、ミトコンドリアの持つ熱産生タンパク質により、余分なエネルギーを熱にして放出するという働きをします。
上半身の筋力をつけて、肩甲骨周りにある褐色細胞を活性化し、痩せたというストーリーを聞いたことはありませんか?
褐色脂肪細胞を活性化する方法、それは①寒い環境下に行く②肩甲骨周りを動かす、の2つ。わざわざ寒い場所に行く必要はありません。肩甲骨周囲を動かしましょう。
世界一やさしい腕立て伏せを「立ったまま」しましょう!
実はこの方法は、正しい腕立て伏せのスタートの仕方でもあるのです。しっかり、正しく、肩関節をうごかし、怪我なく負荷をかけていきます。
腕立て伏せのやり方には2種類あり、手の構えの広い腕立て伏せは主に大胸筋を、狭い腕立て伏せは上腕三頭筋をメインに大きくしていくトレーニングです。
いずれにしても肩甲骨は動きますので、両方やってみましょう。
ヨガポーズとしては、狭い腕立て伏せがチャトランガアサナといわれるものです。どちらが良いということではなく、ターゲットが違う、と考えてください。
さあやってみましょう!
世界一やさしい「立ったまま腕立て伏せ」のやり方
①壁に向かって立ち、手を壁に置きます。近いところから始めてください。
広い腕立て伏せの場合は肘を横に開き、肘の位置の壁に手をつきます。
狭い腕立て伏せの場合は、肘を脇につけ、肘の位置の壁に手をつきます。
②肘を伸ばしてスタートです。ゆっくりと肩甲骨周囲を感じながら、肘を深く曲げていき肘が90度ほどになるまで身体を壁に近づけます。
③ゆっくりと元の位置まで肘を伸ばしていきます。10〜20回行います。
簡単なので、回数を多くして行ってみましょう。ゆっくり行うので思ったよりしっかり腕立て伏せをしているな、と感じるかもしれません。そこが狙いです。
また、戻る時は、また違う部分の筋肉が働いているので、気を抜かず、行きも帰りもゆっくり、しっかり行いましょう。
これであなたもかっこいい腕、肩甲骨を持った筋トレ女子に負けません!
ゆっくり行うので怪我のリスクも低いですが、万が一、手首や肘関節に刺すような痛みやピリッとする痛みが生じた場合はすぐに専門医の診断を受けてください。安全に行いましょう。
AUTHOR
西川尚美
西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」
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