【腕を使っている人ほど二の腕の外側がたるむ!】1回3分でできる二の腕引き締めエクササイズ
いよいよ夏が到来しますが、薄着になる準備はできていますか? みなさんそれぞれ体のパーツが気になると思いますが、今回は「二の腕の外側のぷにぷに」に着目します。二の腕がたるみやすい原因と、簡単に引き締まるエクササイズを紹介します。
二の腕がたるむ部分は「上腕三頭筋」
年齢を重ねるとともにたるみやすくなったと感じる人も多い「二の腕」。二の腕たるみが気になる部分は、腕の外側にある「上腕三頭筋」という筋肉です。上腕三頭筋は肩甲骨や腕の骨からにひじにかけてついている筋肉で、力こぶをつくる筋肉である「上腕二頭筋」の反対側に位置します。
なぜ「上腕三頭筋」ばかりたるむのか?
腕の中でも「上腕三頭筋」がたるむのはどうしてでしょう。実は、姿勢と日常生活の2つが関係しています。
姿勢の影響
正しい姿勢だと自然と力が入るので、本来あるべき筋肉を使うことができますが、悪い姿勢が続くと、本来使いたい筋肉が使われずたるみにつながります。筋肉には可逆性の原理という仕組みがあり、使われていない筋肉は少しずつ落ちていきます。
日常生活の影響
筋肉には、どちらか一方に関節が動き筋肉が使われるとき、反対の動きをする筋肉はゆるむという相反抑制という働きがあります。
二の腕の筋肉で言うと、力こぶをつくる「上腕二頭筋」は普段からよく使われるため、反対側にある上腕三頭筋はゆるむということですね。日常生活で上腕二頭筋が常に緊張状態にある人や、使う機会が多い人はこの影響が考えられます。
こんな人は注意!二の腕たるみやすい人の特徴
PCやスマホを使う時間が長い人
パソコン作業やスマホの使用など、手を前に出して作業をすることが多い人は、猫背や巻き肩になりやすく二の腕の筋肉が使われていないことがほとんど。さらに親指を使うと前側の筋肉がよく使われます。すると腕の後ろ側にある上腕三頭筋がたるむ原因となるのです。
子育て中のママさん
子育て中は、子供を抱っこしたりオムツを替えたり、前かがみ姿勢になることが多いです。また抱っこをする際、腕の前側の筋肉がよく使われるため、後ろ側がたるみやすくなります。
1日3分でOK!二の腕引き締めエクササイズ
上腕三頭筋のたるみを予防するだけでなく、猫背や巻き肩の改善にも効果的なエクササイズです。
1.床に膝をついてまっすぐ立ち、両手に後ろに回してブロックを持ち、そのまま後ろに引き上げます。
2.背中でブロックを持ったまま、ひじの位置を固定して、腕の曲げ伸ばしをします。
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AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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