【40歳からの、一生歩ける身体作り】足を上げるだけで体幹強化!片足バランスキックエクササイズ
「人生100年時代」と言われるようになり、寿命がどんどん上がっている中で大切なのはどれだけ長く健康でいられるかの“健康寿命の長さ”ではないでしょうか。衰える身体と長く付き合っていくためには、筋力をある程度維持することが大切です。
人生100年時代だからこそ健康寿命が大事
平均寿命が伸び、「人生100年時代」と言われるようになりましたが、ただ単に長生きするだけではなく健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を伸ばしたいですよね。
健康寿命を伸ばすためにはいつまでも自分の足で歩けることが非常に大切です。正しく歩くためには足首・股関節をしっかり動かすのはもちろんのこと、身体を安定させるための体幹の筋力も必要になります。
また、固有受容覚(自分の身体の位置、動き、力加減を把握する感覚)を衰えさせないことも健康寿命に大きく関わります。固有受容覚が衰えると動きがぎこちなくなったり身体の位置が正確に分からなくなったり、転倒のリスクが高まる可能性があります。
そこで今回は、健康寿命を伸ばすためにオススメの片足バランスキックエクササイズをご紹介します。
片足バランスキックエクサ
片足でバランスを取りながらの不安定な状態(バランスポーズ)で立つことで、脳が身体からの位置情報を受け取り、空間における位置を解読してくれ、足関節と足にある固有受容器が働きます。脳は筋肉をコントロールするとともに、身体も脳に多くの信号を送って心身のつながりは向上していきます。また、バランスポーズを行うことで不安定な姿勢を支えるために体幹をはじめとする多くの筋肉が一気に活性化します。
今回は運動強度を3段階に分けてエクササイズをご紹介しますので、ご自身の体力や状態に合わせて取り組んでみてください。
<やり方>
レベル①
1)左足に重心をのせて、右ヒザを軽く曲げる
2)ヒザをゆっくり伸ばして足首を90度に曲げ、5カウントキープする
レベル②
1)右ひざを斜め45度まで上げる
2)ヒザをゆっくり伸ばして足首を90度に曲げ、5カウントキープする
レベル③
1)右ヒザを股関節の高さまで上げる
2)ヒザをゆっくり伸ばして足首を90度に曲げ、5カウントキープする
ヒザを伸ばす時にカカトを遠くに蹴り出すことでスネと前モモが鍛えられ、ふくらはぎとモモ裏はストレッチされます。地面についている足の裏で床をしっかりと踏み、頭頂は天井に引き上げるように背を高く保ったまま片足でバランスを取ることで体幹の筋力も強化されます。
レベル①から始めて徐々にヒザの高さを上げ、強度を上げていってくださいね。
▼ 詳しいやり方を動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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