【レポート】「乳がん経験者のためのウェルネスヨガ」「心と体をケアするヨガ」対面クラスを終えて

 【レポート】「乳がん経験者のためのウェルネスヨガ」「心と体をケアするヨガ」対面クラスを終えて

春分のスペシャルな日に、東京で初となる対面クラスを開催されたRIKA KELLY(ケリー里佳)さん。ロサンゼルス在住のRIKAさんは、普段はビバリーヒルズを拠点にプライベートセッションを行うヨガインストラクター 。クライアントの心と体に寄り添った指導に定評があります。ヨガジャーナルオンラインでは公認インストラクターとして、普段はオンラインのみで開催しているクラスを、初めて対面でお届けした模様をレポートします。

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今回開催されたのは、第一部の「乳がん経験者のためのウェルネスヨガ」と、第二部の「心と体をケアするヨガ」の2クラス。会場となる代々木のUTL(アンダーザライト ヨガスクール)さんにご協力いただき、実現することができました。

「乳がん経験者のためのウェルネスヨガ」

講師を務めるRIKA KELLYさんご自身も、2022年4月に乳がんと診断されました。現在も治療を続けている中「闘病している私だからこそ、伝えられることがある」という思いで、心と体をケアするヨガを発信しています。

RIKA

第一部の「乳がん経験者のためのウェルネスヨガ」では、対面クラスに加え、リクエストにより、急遽オンラインでの受講も可能になりました。当日の参加者の中には、闘病中の方もお越しくださり、RIKAさんに会った瞬間から、涙を流される方も。

レッスン冒頭では、RIKAさんも「泣いてしまいそう…」と感極まりつつ、「大丈夫、わたしたちは死なないよ」と、柔らかな笑顔で導いてくださる姿が印象的でした。そして、治療中の心の保ち方や、手術後のリカバリーにフォーカスした、まさに心身へ深く働きかける内容が展開されます。

まずは座位よりヨガの呼吸で胸を開き、「手術をした人も多いだろうから」と、脇まわりへのアプローチは入念に。脇の下を掴み、腕を回してリンパを流していきます。RIKAさんご自身は左胸を手術されましたが、「この動きによる変化をとても実感している」と話します。

続いて、股関節の動きでも「感じていることを感じて」というRIKAさんのガイドから、次第に自分に寄り添っていく参加者の方たち。それぞれが自分自身に集中すればするほど、なぜだかそれがクラス全体の調和をもたらすという光景が広がります。そして、この空間にはいないオンラインの方たちとも、この調和の中で”つながっている”という不思議な感覚にも包まれます。

乳がん経験者のためのヨガ
photo by Yoga Journal Online

RIKAさんは、「動くことで思考が出てきたとき、本当にそれが自分の生活に必要なの?もしそうでないのなら、手放しましょう。痛みは解放できます」と語ります。そして「様々な動きにチャレンジする時、湧き上がる感情をいかにニュートラルにできるかということは、治療をする時にも同じ」「どんな時にも、結果に固執せず、チャレンジすることに意識を持って」と続けます。

りかさん
photo by Yoga Journal Online

クラス後には、オンラインの方も含めてささやかな交流会を行いました。画面越しに涙ぐまれる方もおり、改めてこの空間を超えた”場”が、一体となった様子がそこにはありました。参加者の方からは、「RIKAさんは光、すごく助けられました」との感想も。体験をシェアできる仲間がいることで、いつもなら避けたくなるような”心のゆらぎ”も悪くないかもな…と感じさせてくれる時間になりました。

「心と体をケアするヨガ」

続いて第二部の「心と体をケアするヨガ」のクラス。

RIKA

こちらも、普段はオンラインで受講されている方たちを含め、初めて顔を合わせる機会となりました。中には、遠方から駆けつけられる方も。「RIKAさんに会いたくて!」とおっしゃる方が多いことに、生徒さんからの信頼と人気が伺えます。

レッスン中は、RIKAさんの丁寧なガイドとともに、次第に運動量も高まります。特にウォーリアのアーサナ(ポーズ)では、じっくりと流れる汗が気持ち良く感じられました。そして「人と比べない、今日の自分が欲している動きを見つける」という言葉を何度もかけてくださったことで、挑戦する時にも安心感がありました。

RIKA

より強度レベルの高いポーズへと向かうときも、RIKAさんは選択肢を与えてくれます。「(レベル)1に徹することも、強い選択だと思います。人がやっていることに順応する方が楽だったりするのを、あえて自分は1というのを選ぶ、その強さ。その自分を褒めてあげながら、自分のヨガの練習をしましょう」と。

RIKA

クラスの終盤、シャバーサナから起き上がる時には「急がない、あえてゆっくり動く。そこで気づくことがある」と穏やかに声をかけます。しなやかで心地よい強さを持ったRIKAさんの声と言葉たちに、気がつけば体力に自信のないわたしも動くことができていました。そしてそこには、いつも「自分で選択をした」という実感があります。

RIKA
RIKA

受講された方からも、「対面だと、空気の振動からみんなのエネルギーが伝わる」「心が解放され、気づきや学びのあるレッスンでした」など、たくさんの感想が寄せられました。ヨガが自分の心と体をつなぎ、そして人をつないでいく。ヨガの練習が、人生の場面の1ピースであることを実感する、豊かな時間でした。

RIKA

参加者にはプレゼントが!

今回、クラスに参加してくれた人のためにご用意したプレゼントがこちら。

RIKA
左から:Phew. WASHBON(ウォシュボン) クナイプ スパークリングタブレット  ドクターブロナー マジックソープ ドクターブロナー オーガニッククリーンスプレー

時間がない朝も何もしたくない夜も、様々な日常のシーンにも寄り添うスキンケアブランドPhew.(フゥ)から、今回参加者にお贈りしたのは「Phew. モイストバリアローション」。1本で全身に使えるやわらかミストの保湿化粧水で、全身にうるおいを!

「WASHBON(ウォシュボン)」は、ふわふわ泡と天然アロマ100%のヤシの実由来のハンドソープ。手洗いが習慣になった今、ワンランク上の衛生的な生活を実現します。

「自然からの着想を得て、人々に幸せで健康的な生活を提供すること」をブランドのミッションとし、植物(ハーブ)の力を最大限に活かした製品開発を行うドイツのハーバルブランド「クナイプ」から、人気の炭酸入浴料「スパークリングタブレット オレンジ・リンデンバウム<菩提樹>の香り」をプレゼント。頑張った一日の終わりに、じんわりぬくもりを感じるバスタイムを。

Dr.ブロナーからは、1本で顔も体も(お皿も!)洗えちゃう「マジックソープ」と、外出時のマストアイテム「オーガニッククリーンスプレー」。ソープもスプレーも天然由来成分100%だから、大人から子供まで安心して使えるのがいいですね。

 

ぜひ、皆さんもチェックしてみてくださいね。

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photo by Sayaka Ono

AUTHOR

大河内千晶

大河内千晶

1988年愛知県名古屋市生まれ。大学ではコンテンポラリーダンスを専攻。都内でファッションブランド、デザイン関連の展覧会を行う文化施設にておよそ10年勤務。のちに約1年デンマークに留学・滞在。帰国後は、子どもとアートに関わることを軸に活動中。



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