【あぐらをかくと内ももが痛い人】硬い内ももをジワジワやわらかくしてあぐらがラクになるストレッチ
内ももが硬くてツラい方は結構いらっしゃるかもしれません。その硬さを少しでもラクにやわらげるストレッチをご紹介します。このストレッチを行えば、あぐらもスムーズにかけるかもしれません。
あぐらがつらい理由は内転筋群にあり
あぐらをかくとき内ももが硬くてツライ、内ももが突っ張るようなつまりを感じる、歩くときに身体が横にふらつく、揺れやすい…など内ももの硬さからくる不調を感じている方は結構いらっしゃるかもしれません。内ももは内転筋群と呼ばれるたくさんの筋肉が集まっています。そして、歩く、走る、日常生活の基本動作、運動する際に活躍するとても大事な筋肉群です。
内転筋群をしなやかに柔らかく使えることは、気持ち良く生活を送るためにも、また股関節の柔軟性を上げたり、良いスタイルを維持するのにもとても効果的です。日頃から意識的に内転筋群をしなやかに使っていくようにしましょう。
内転筋群とは
内転筋群は、下図のように大内転筋、小内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋の総称をいいます。脚を閉じたり、脚を前に上げる動作に関与しています。その他、骨盤の安定性を保つ役割があり、骨盤の横の動き(安定)に大きく関与しています。内転筋群が効果的に働くことにより、横ブレやふらつきなく歩く、走るなどの基本動作が保たれています。
内転筋群が硬くなる原因は
●長時間、椅子に座っている
●椅子に座るとすぐ脚を組む
●運動不足
●加齢による筋力低下
●骨盤のゆがみ
●股関節の硬さ…などなど。
以下に紹介するストレッチで内転筋をほぐしてあげましょう! 壁を使って行うので内ももが硬い人も無理なく行えます。
内転筋群の硬さをとるストレッチⅠ
①壁の近くで仰向けになり、お尻をできるだけ壁の近くにつける
②足裏同士を合わせ、膝を外へ徐々に開いていく。手を膝に添えてサポートする
③内ももの筋肉が伸びているところで深呼吸。膝を床に近づけたり、壁へ近づけたりしながら強度を調整する
内転筋群の硬さをとるストレッチⅡ
①四つん這いの姿勢から片脚を横へ伸ばす
②息を吐きながらお尻を後ろへ引いて、徐々に内ももが伸びるのを感じて深呼吸
③脚をもどし、四つん這いへ戻る。反対の脚も同様に行う
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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