寒い朝に、体の内側から温まる「カカオとオレンジのオートミールポリッジ」【管理栄養士考案】
寒い日の朝は、体の内側から温まるオートミールのポリッジを作りましょう。鍋で温めて作るポリッジは、子どもから大人まで美味しくいただける料理です。
寒さが本格的になってきたシーズン、朝イチの冷えた体には、温かい朝食が一番です。オートミールで作るポリッジは、ヨーロッパで主に食べられている、定番の朝食メニュー。体を芯から温め、アレンジも自在。栄養価も高いので、ヘルシーな日々を送りたいと思う人にはおすすめです。また、最近は時間がない、食欲がないと朝食を欠食する人も増えていますが、朝ご飯はその日1日のパフォーマンスを高める上でとても大切。そこで、朝食の重要性と寒い冬におすすめなオートミールポリッジのレシピをご紹介します。
朝食が健康的な体づくりに欠かせない理由
血糖値を上げることで体温を上げる
私たちは平均して7時間程度の睡眠をとりますが、その間何も食べないために7〜10時間程度"断食"をしている状態。そこでご飯を食べると血糖値が上がり、これによって体温も上がります。また、食事をする(=血糖値を上げる)ことは、体の体内時計を整える上でも重要です。一日三度の血糖値の変化を起こすことで、体内時計をしっかり整えましょう。
便秘解消
朝食を欠食してしまうと、昼食、夕食で1日に必要な量のエネルギーを取る必要がありますが、食が細い人にとって一度にたくさんの量をとるのは難しいこと。そのため、食事の量が減ってしまうことで便秘になる人もいます。しっかり朝からご飯を食べて胃腸を動かすことも、便秘解消のひとつ。便秘で悩んでいる人は朝食を取ることを意識してみるのが良いかもしれません。
1日をスタートする上でとても大切な朝食。ここからは、冬の寒い時期に朝から体を温めてくれる、オートミールのポリッジレシピをご紹介いたします。
カカオとオレンジのオートミールポリッジ
材料
●オートミール 40g
●豆乳(他のミルクでも可) 120g
●カカオ(無糖) 小さじ1
●カカオニブ 手のひらに乗る程度
●ドライオレンジ 30g
●甜菜糖 15g
作り方
①鍋にオートミール、豆乳、甜菜糖、カカオを入れたら弱火で温めながら混ぜる。
②水気がなくなり、粘り気が出てきたら火を止めて、器に移す。
③ドライオレンジを並べ、カカオニブとお好みでナッツ類をトッピングしたら出来上がり。
カカオは無糖のものを選びましょう。オレンジと甜菜糖の甘みが引き立ち、また砂糖の摂りすぎを防ぐこともできます。さらにカカオに含まれるフィトケミカル(ポリフェノール)は、抗酸化作用も期待できるので、美容や健康に嬉しいですよ。
甘いものが好きな方は、メープルシロップやはちみつをお好みでかけてください。特にはちみつに含まれるオリゴ糖は、お腹の中の腸内細菌を育てるためにも大切です。
朝にぴったり、でも簡単にできるオートミールポリッジで、気持ちの良い朝を始めましょう。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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