【メリットしかない!】デスクワーク中に簡単にできる血流促進イスダンス
温かい室内から気温の低い室外に出た時に立ち眩みがしたり、立ち上がった時に足に力が入りにくかった経験はありませんか?長時間座っていることが多い人や運動不足の人は血管が硬く血行不良を起こしやすくなっているかもしれません。今回はその対策として座ったまま楽しく行える足のエクササイズ(イスダンス)をご紹介します。
ヒートショックは若者でもリスクがある?
冬場によく耳にするヒートショック(温度の急激な差から血管が収縮し、血圧が上下に乱れる事で起こる体の症状)は高齢者に起こると思われがちですが、実はデスクワークで長時間座りっぱなしの方や運動不足の方もヒートショックのリスクが上がります。
血圧が上がれば心筋梗塞や脳梗塞に繋がるリスクがあり、血圧が下がればめまいや立ち眩み、手の痺れ等が起こりやすくなります。
長時間同じ姿勢で靴を履いて座っていると、足の動きが制限されて筋肉の動きが少なくなり、ふくらはぎや太ももの大きい筋肉が使われにくくなることで血流やリンパの流れが悪くなります。
通常、血管年齢は実年齢に比例していると言われますが、運動不足や食生活の乱れ、睡眠などの生活習慣が乱れてストレス過多、などが要因で血管の老化が早まっている人も少なくありません。
長時間座っていて外へ出た時に脚に力が入りにくかったり、立ち眩みや目眩など起きたことのある人は小さなヒートショック現象が起きているかもしれません。
座りっぱなしの人が「血管の欠陥」を起こさないために大切なこと
血管が硬くなると血流の流れが悪くなるため、対策として血管を硬くさせないようにしなやかに保つこと、血流の流れを促すこと、この2点が大切です。
血流を良くするためにはハードな運動でなくても足の裏や指、足首やふくらはぎと太ももの筋肉、股関節を動かすだけで下半身の血流促進に繋がります。ここに書いた筋肉は座っている時間が長く運動不足の人は使われにくい部分なので意識的に動かすことが大切です。
また、肩まわりの血流が悪くなると脳に酸素が回りにくくなり偏頭痛が起こりやすくなります。痛みを伴うものは気がつきやすいですが、上半身に比べ下半身は感覚的に痛みを感じにくいため、要注意な部分です。
今回は椅子に座ったまま楽しく行えるイスダンスエクササイズのご紹介します。アップテンポの音楽を流し、一定のリズム・スピードで行うのが効果的です。脚がつりやすくなるので、水分をしっかり取ってから行いましょう。
やり方
LEVEL-1
1)イスに浅く座り、姿勢を正したら脚は握り拳1つ分程度幅を開けます。
2)両脚の爪先を上げて下げたら両脚のかかとを上げて下げるを10セット繰り返します。
LEVEL-2
1)右のつま先だけ上げて下ろすときに左の爪先を上げ、左右の脚を入れ替えるようにテンポで動かしましょう。これも10セット繰り返します。
LEVEL-3
1)右の脚の爪先を上げたら同じタイミングで左の脚は踵を上げたら左右を入れ替えます。左右の脚が別の動きになります。10セット行いましょう。
LEVEL-4
1)両足は膝を近づけて内股姿勢でスタート。床に右の踵をつけたら右の爪先を外へ(右へ)開きます。
2)追いかけるように左足は爪先を床につけて左足の踵を右へ押し出すように移動させます。
3)左足の爪先をつけて踵を左へ戻し、右足は踵をつけて爪先を左へ戻すとスタート位置となります。
4)逆側は、左の踵をつけて左の爪先を外へ次に右の爪先をつけて右の踵を左へ。
5)右の爪先をつけて踵は右へ戻し、左脚は踵をつけて爪先を右へ戻すとスタート位置です。
6)最初は左右順番に動かして慣れてきたら左右同時に動かしてみましょう。
さらにチャレンジできる人は右と左の繰り返しを10セット行います。
↓左右の足をバラバラにゆっくり動かす時
↓ 左右の足を同時に動かす時
LEVEL-3.4が日常では使わない足の動きなので難しく感じる場合もありますので、ゆっくりなテンポで始めてみましょう!
▼ 動画を見ながら行いたい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く