【ここさえほぐせば前屈ができるようになる!】体が硬い人のための「お尻を引くだけ」ストレッチ
「スマートに前屈をしてみたいけれど、体が硬くてできない」という諦めている人はいませんか? ポイントは、太ももの裏側にある筋肉「ハムストリング」。前屈をするときなどに伸ばす筋肉です。ハムストリングを柔らかくするためには、まずは硬くなる原因を知ることが必要。原因を知りストレッチでほぐしていきましょう。
太もも裏の筋肉「ハムストリング」
ハムストリングとは、太ももの裏の筋肉のことで、お尻の付け根からひざ裏まである長い筋肉です。内側に「半腱様筋(はんけんようきん)」「半膜様筋(はんまくようきん)」、外側に「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」があり、ひざを曲げたり脚を後ろに蹴る動作のときに使います。
ハムストリングが硬くなる原因は
・骨盤の前傾…骨盤が前に傾くことで、坐骨が上に引っ張られハムストリングが伸びにくくなるため硬くなります。
・骨盤の後傾…骨盤が後ろに傾くことで、坐骨が下にさがりハムストリングが縮みやすくなるため硬くなります。
その他、体幹の弱さ、首や背中の硬さなどもハムストリングが硬くなる原因となります。姿勢の悪さが関係するので、自分の骨盤の傾きを知り、正常な位置へ戻していきましょう。
ハムストリングが硬いとこんなデメリットが
・姿勢が悪くなり腰痛に繋がる
・運動をする際、思うように下半身が動かなくなる
・血の巡りが悪くなり、冷えやむくみの原因になる
前屈がスムーズになるハムストリング伸ばしストレッチ
ハムストリングの硬さをほぐすことで、前屈もスムーズにできるようになります。骨盤が前傾、後継しないように意識して行いましょう。
①両脚を揃えてひざを立てたまま座り、背中を真っ直ぐ伸ばします。
②仙骨を立てたまま、お腹と太ももをくっつけます。
③お腹と太ももが離れないようにしながら、お尻を後ろに引けるだけ引きます。そのまま呼吸を続けながら30秒キープしましょう。
意識したいポイント
・骨盤が後ろに傾くと、お腹と太ももが離れてしまうので気をつけましょう。
・骨盤が前に傾くと、腰が反れるので気をつけましょう。
・お腹を引き上げるイメージで、仙骨を立てた状態で行ってください。
・太ももの裏の筋肉の伸びを感じられればOKです。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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