【お悩み相談】夜中に起きてしまうのをなんとかしたい #毒出し保健室

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Photo by Kinga Cichewicz on Unsplash
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ホルモンバランスの急激な変化と冷え性体質が睡眠の質が低下している可能性あり

生理前に「眠くて眠くて…」という方も多い一方で、Nさんのように生理前に中途覚醒してしまう方も実はとても多いと言われています。

夜中に目が覚めてしまう中途覚醒は、月経前のホルモンバランスの急激な変化が大きく関与している可能性があります。

私たちは体の内部の温度が下がることで眠りに入ることができます。子どもは、眠くなると手足がポカポカになりますよね。それは、体内の熱を外に放出して、体が寝る準備をしている証。けれど、月経前は女性ホルモンのプロゲステロンの働きで体温が上がって体内に熱がこもってしまい、これが熟眠を妨げてしまうことがあるのです。

また、Nさんのように冷え性の方は、普段からスムーズに入眠できなかったり、中途覚醒してしまうケースがよくあるため、まずは生理前はもちろん普段から温めることを意識してあげることが大切です。

アドバイス1. 温めるお食事を

お忙しいスケジュールの中、きちんとした食事を準備するのって、結構大変だと思います。けれど、今Nさんが食べているようなメニューは体を冷やす傾向にあるため、改善が必要かも。とは言っても、夜はそこまでガッツリ食べる必要はありません。逆にたくさん食べたり刺激物が多すぎると睡眠の質を下げやすいためNG。簡単でササッと食べれるものであれば、温かいお茶漬けなどがおすすめ(ノンカフェインでお願いしますね!)

また、眠れないからといって寝る前にアルコールを摂取するのはNG。利尿作用によって夜中にトイレに行きたくなってしまったり、筋肉の弛緩作用によって眠りが浅くなりがちに。付き合いもあると思うので絶対にNGではありませんが、生理前はほどほどが◎

アドバイス2. 湯船でしっかり体を温める

シャワーだけで済ませることが多いようなので、湯船にはきちんと浸かるのが◎

体の熱が冷めていくときに就寝すると、深い眠りに入ることができるため、就寝の2時間前にお風呂で体を温めてあげて下さい。

アドバイス3. 規則正しい生活

就寝時間がバラバラということですが、できれば就寝時間は規則的なスケジュールに従うのが。22時〜2時はお肌のゴールデンタイムなんてことも言われる時間帯ですが、アーユルヴェーダではこの時間帯にしっかりと寝ることがスッキリとした起床にもつながると言われているんですよ。また、不規則な生活は自律神経を狂わせます。自律神経は睡眠にも大きく関係してくるので、就寝時間と起床時間はなるべく固定するのがベター。毎日同じ時間に寝ることで、体内時計も正常に働くようになって、睡眠の質向上にもつながると思いますよ。

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桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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