【腰回りスッキリ】縮こまった脇腹を伸ばして腰痛を防ぐ「門のポーズ」
腰が疲れやすい…重だるく感じる…こんな人は脇腹が縮こまっているのかもしれません。ウエストの横からしっかりと伸ばす「門のポーズ」とそのアレンジポーズで腰回りをスッキリとさせて腰痛を防ぎましょう。肩こり解消やお腹まわりの引き締めも期待できるポーズです。
門のポーズとは?
門のポーズとは膝立ちの体勢で脇腹から脇の下までをストレッチするポーズで、姿勢を正しく維持するために重要な役割を果たす腹斜筋(脇腹の筋肉)に働きかけます。日常生活で脇腹を意識的に伸ばすことは少ないかもしれませんが、姿勢の悪さからくる腰痛を防ぐために、積極的に動かして硬さを解消したい部分です。
他にも、腕を前に押し出したり、肩を下げる働きをする前鋸筋(脇の下付近、肋骨の側面から肩甲骨をつないでいる筋肉)や、肋骨の間にある肋間筋もストレッチされます。前鋸筋の硬さは肩こりに、肋間筋の硬さは浅い呼吸とそれに伴う不調(頭痛、疲れやすさ、寝つきの悪さなど)につながります。
門のポーズで期待できる主な効果
● 姿勢の改善
● 肩こりの解消
● お腹まわりの引き締め
● 血流の促進と代謝アップ
● 自律神経のバランスが整う
「門のポーズ」にトライ
1)両膝をついて立ち、右脚を真横に伸ばす。左の太ももはなるべく床から垂直の状態を保つ
2)息を吸いながら左腕を頭上に。縮こまった左体側をしっかり伸ばすつもりで、指先まで意識して丁寧に伸ばす
3)息を吐きながら上半身を右へ倒して左腕を斜め上に伸ばし、右手を右脚に添える。首に負担が掛からなければ、目線を上げた手の方へ向ける。ウエスト横から脇の下までが伸びている様子を感じながら、3〜5呼吸ほどポーズをキープ。呼吸は吸う息と吐く息を同じ長さに揃え、息を吐き切ってから次の息を吸う
4)最後の吐く息が終わったら吸いながら上半身を起こして、反対側も同様に行う。
膝をつくと痛みが気になる時は、膝の下にタオルやクッションなどを敷いてサポートすると楽になります。
ストレッチ効果アップのコツ
上半身を横に倒す時には、斜め前でなく真横に倒すようにしましょう(写真右)。斜め前に倒れると胸がややつぶれた状態になり、深い呼吸がしづらくなります(写真左)。横に大きく倒れようとするよりもウエストの真横から倒すことを優先して、脇腹の伸びを感じられるように動いてみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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