【話題の「ヌン活」とは?】紅茶のプロが一押し「都内のアフタヌーンティー」と紅茶の選び方
こんにちは。紅茶コンサルタントの林原真澄です。毎年恒例の新語・流行語大賞の話題に、年の瀬が近づいたと感じます。2022年ノミネートされた30の言葉のひとつ「ヌン活」、ホテルやティールームでアフタヌーンティーを楽しむ活動に注目が高まっています。
紅茶のプロが一押し「都内のアフタヌーンティー」その魅力は?
アフタヌーンティーとは1840年頃英国の貴族の邸宅ではじまった伝えられる午後の優雅なティータイムです。ロンドン、ニューヨーク時代、紅茶とアフタヌーンティーの連載をしていたこともありヨーロッパを中心に世界各国で味わってきましたが、東京のアフタヌーンティーに見るティーフードとサービスのクオリティーの高さは圧倒的に素晴らしいと感じます。繊細なヴィジュアルも加わり、東京はこの活動が広がるのにぴったりの都市と言えるかもしれません。
そんな東京の中でも落ち着いた上品さに定評があるマンダリンオリエンタル東京を訪れました。シックな空間と一流のサービスに世界中にファンの多いラグジュアリーホテルです。眺望が美しいオリエンタルラウンジでいただくアフタヌーンティーは季節ごとに変わるセイボリーやスイーツに加え、定番のレモンスコーンのおいしさに、毎回感動します(スコーンにのせるレモンカードの酸味もたまりません!)。
そしてなにより、一杯づつ完璧に淹れられたお茶がそれはおいしいのです。
12/15まで提供される「レジェンダリーアフタヌーンティー“ウィンター”」のメニューにはシナモンやナットクラッカーなど季節を感じる17種類のお茶が並び、メニューにない定番の産地ものを含むと20種類以上のお茶が楽しめます。(定番の紅茶は常備されているそうです。ホテルの方にお尋ねください。)
アフタヌーンティーで迷ったら…この時期おすすめの紅茶は?
数十種類以上のお茶が楽しめるアフタヌーンティー。種類がありすぎて、どれを選んだよいか迷うこともあるのでは? この時期におすすめしたい紅茶をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダージリン(秋摘み)
優しい甘さの紅茶はどのセイボリーとも合わせやすい一杯
チャイ風ロイヤルミルクティー
スパイスの効いたチャイ風ミルクティーは寒い季節に最適
アッサム
コクのあるアッサムは、ナッツのシュークリームなどミルキーさを感じるスイーツとの相性抜群
丁寧に淹れられた紅茶と最高のティーフードを味わいながらおしゃべりに華を咲かせる。映える写真を含めアフタヌーンティーの楽しみ方はさまざまですが、来年もまだまだ人気は続きそうです。
Happy Afternoon Tea!
AUTHOR
林原真澄
紅茶コンサルタント /(株)Masumi English Tea NY代表取締役。ロンドンで紅茶の専門家としてキャリアをスタートし、英国紅茶会社のブランドアンバサダーとして世界の5つ星ホテルで紅茶研修やイベントを数多く手がける。その後NYに拠点を移し、セミナーの主宰や執筆活動をへて帰国。16年の海外経験をいかし、東京で紅茶の可能性を広げる活動を行う。現在は、企業向けのティーコンサルティングや研修を中心に、ブランドや飲食店とのコラボレーションを実施。南青山のヴァルカナイズ・アカデミーにて「モダン・ブリティッシュティークラス」を毎月第3金曜日&第4水曜日開講中。★★ハーニーアンドサンズ紅茶セミナー9/26(火)募集中です。
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