【進化がとまらない!日本の最新アフタヌーンティー】秋の食材におすすめのティーペアリングとは?
こんにちは。紅茶コンサルタントの林原真澄です。毎朝淹れる紅茶がアイスティーからホットティーに変わり、ようやく秋になったと実感しています。さて、先日アフタヌーンティーには珍しく、熱々のセイボリーに出合いそのおいしさに感激しました。秋の食材におすすめのティーペアリングと合わせてお伝えします。
「フォーシーズンズ丸の内」アフターヌーンティーに注目!
訪れたのは東京駅のほど近くに位置するラグジュアリーホテル「フォーシーズンズ丸の内」のダイニングMAISON MARUNOUCHI(メゾン マルノウチ)。10、11月はクリスチャンルブタンとのコラボレーションアフタヌーンティーが提供されています。秋色のカシスが効いたウェルカムドリンクを楽しみながら、担当の方からアフタヌーンティーがコース仕立てで提供されると説明を受けます。
1皿目は冷たいセイボリーが3種類
2皿目は温かいセイボリーが3種類
バスケットに入ったスコーン/3ティアーズに並んだプティフール
と続きました。まるでフレンチの前菜のような最初の2皿はアフタヌーンティーには新鮮なプレゼンテーション。揚げたてのコロッケや焼きたてのクロックマダムのおいしいこと。やはり出きたてに勝るものはありません。
一方お茶は産地もの、フレーバードティー、ハーブティーなど16種類と充実しています。それぞれ小ぶりなカップ&ソーサーで提供されるので、たくさんの種類がいただけて大満足。どれもしっかり抽出され、完璧に淹れられていました。
おすすめのティーペアリングは?
きのこのタルト(1皿目のセイボリー)とダージリン
→ダージリンはインドのダージリン地域でとれる茶葉。華やかで切れ味の良さが特徴です。
クロックマダム(2皿目のセイボリー)とニュージーランドウーロン
→ニュージーランドウーロンはニュージーランド唯一という茶園で作られる烏龍茶です。
プレーンスコーンとマサラチャイ
→マサラチャイはインドアッサムの茶葉に生姜やシナモンなどスパイスが加えられた紅茶です(紅茶会社によってブレンドが異なります)。
※お茶はすべてドイツのティーブランド、ロンネフェルト社
※メニューは今回いただいたアフタヌーンティーの内容です
野菜とダージリン、お食事系にはウーロン茶、スコーンとチャイは相性が良いと覚えていただくと、ティーフードが変わってもペアリングしやすくなります。英国で1840年代に始まったと言われるアフタヌーンティー。日本での人気とその進化はまだまだ続きそうです。
Happy Afternoon Tea!
AUTHOR
林原真澄
紅茶コンサルタント /(株)Masumi English Tea NY代表取締役。ロンドンで紅茶の専門家としてキャリアをスタートし、英国紅茶会社のブランドアンバサダーとして世界の5つ星ホテルで紅茶研修やイベントを数多く手がける。その後NYに拠点を移し、セミナーの主宰や執筆活動をへて帰国。16年の海外経験をいかし、東京で紅茶の可能性を広げる活動を行う。現在は、企業向けのティーコンサルティングや研修を中心に、ブランドや飲食店とのコラボレーションを実施。南青山のヴァルカナイズ・アカデミーにて「モダン・ブリティッシュティークラス」を毎月第3金曜日&第4水曜日開講中。★★ハーニーアンドサンズ紅茶セミナー9/26(火)募集中です。
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