【秋は呼吸が浅くなる?】「浅い」「早い」気になる呼吸トラブルに|座ってできる深呼吸ストレッチ


気づくと呼吸が浅いな、早いな、と思ったことはありませんか? 特に寒くなり始めたこの季節は、呼吸が乱れやすいと言われています。呼吸が浅くなる原因と、呼吸を深める簡単ストレッチをご紹介します。
私たちは1日何回呼吸している?
私たちが一生に行う呼吸の回数を知っていますか? 平均寿命を80歳として6億回~7億回と言われています。昨今では100歳まで生きる人も増えているので、そうなると8億回~9億回にもなります。
では1日だと何回呼吸をしているのでしょう。個人差もありますが昼間で1分間に12回~20回程度、夜間など寝ている間はやや少なく8回~15回程度となっていて、1日で計算するとおよそ2万5千回~3万回弱の呼吸をしていることになります。
呼吸の質に影響する「自律神経」と「感情」

呼吸は常に同じペースで行われるのではなく、恐れや不安、緊張があるとき、つまり交感神経が優位になっているときは、呼吸が浅く早くなり、反対に安心している、リラックスしていて副交感神経が優位になっているときには、呼吸は深くゆっくりとなります。
また、人の脳には扁桃体という場所があり、心の感情と呼吸の両方を司っています。このことからも呼吸と感情は相関性があり、互いに影響を受けやすいということが分かります。
季節の変わり目も呼吸に影響を及ぼす
さらに呼吸は、季節の変化にも影響を受けます。
寒くなると、身体が自然と内側に丸まりやすくなり、脇もぎゅっと締まり、体温が逃げないように身体が反応していきます。余分な力みが掛かることで筋肉が緊張状態となり、呼吸が浅くなってしまうのです。
また日照時間が少なくなると太陽を浴びると出る「セロトニン」というホルモンの分泌も少なくなります。セロトニンが不足するとストレスや疲労感、仕事への意欲低下、うつ症状といった症状がみられることがあり、呼吸が浅く早くなってしまいます。
深い呼吸をキープするには
太陽を浴びて1日1回深呼吸
できるだけリラックスして、太陽の日差しを浴び「セロトニン」の分泌を促しましょう。

座ってできる簡単「呼吸法」
1、椅子に座りゆっくり息を吸います。お腹まで空気で満たすイメージで行いましょう。
2、たっぷり息を吸ったら、両手を左右に大きく広げます。
3、息を吐きながら両手を閉じ、頭を下げ目線はおへそにします。
4、息を吐きったら、首の後ろ側をさらに伸ばしましょう。
5、再び息を吸い1〜5を数回繰り返しましょう。

詳しい動画は、こちらからご覧いただけます
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く