【3か所揺らすだけ!】みるみる股関節が柔らかくなって開脚前屈が楽になるコツ
脚を開いてぺたーっと身体を前に傾ける開脚前屈、憧れますよね。でも、頑張って身体を傾けようとしてもなかなか前に倒せないという方も多いのではないでしょうか。
身体の柔らかさの象徴の一つとも言える開脚前屈には、どのような効果があるのでしょう。
開脚前屈の効果
開脚前屈の効果として
● むくみ改善
● 血行促進
● 骨盤調整
● 婦人科系の不調の緩和
このようなメリットがあるのですが、大前提として、開脚前屈で180度脚を真横に開く必要があるかというとそんなことはありません。骨格上180度まで両脚を開くことが難しい方も多いです。ですので、180度の開脚を目指さなくても怪我をしない快適な範囲で可動域を上げていければOKです。
開脚前屈を深めるには、揺らす!
日常的に身体を動かす機会が少ないと筋肉が硬くなるだけではなく、関節や関節周辺も硬くなると言われています。関節周辺には関節包という関節を包み込んでいる袋のような膜や靭帯があり、関節を動かさないでいるとこれらの組織も影響を受けてしまうことに。関節を健康に維持するためには動かすことが大切です。
筋肉は端の部分をほぐしてあげることで伸び縮みしやすい状態になるので、開脚前屈をスムーズに行うために、まずは脚の筋肉の端である股関節を片脚ずつしっかり揺らしほぐしていきます。揺らすことで関節が動くだけでなく血液循環が良くなり、筋肉が温まって身体をより動かしやすくなります。
ここからは具体的なパーツごとの揺らし方についてご紹介します。
揺らすだけ開脚前屈のやり方
①片脚 股関節揺らし
あぐらの状態から右脚を斜め前に伸ばし、右股関節を両手で揺らす。脚を入れ替えて左股関節を両手で揺らす。
②開脚 骨盤揺らし
開脚したまま骨盤を前後に揺らす。この時、坐骨の前後にしっかり体重を乗せるように意識する。
前後に動かすことで坐骨周辺がほぐれ、骨盤を前に傾ける感覚がつかみやすくなります。
③開脚 横揺らし
最後に、上半身を横に揺らしてみましょう。
両手を手前につき、上半身を横に揺らしながら前屈をしていく。手は遠くにつこうとせずに楽な位置に歩かせていく。
開脚前屈の前に体を揺らそう
体を前に倒す動作は頑張れば頑張るほど肩に力が入ってしまいがちですが、肩に力みがあると身体は脱力できずに柔軟性が上がりにくくなります。今回ご紹介した体を揺らすステップを踏むことで自然と体の力みが取れてリラックスした状態で前屈を深めることができます。ただ前屈をするよりもポーズが深まりますのでぜひお試しください。
▼ 詳しいやり方を動画で確認したい方はこちらから ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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