「花の日」にみんなで考える「ロスフワワー(花の廃棄)」を減らすためにわたしたちができること
様々なシーンでわたしたちの生活に彩りを与えてくれる花は、生花店や式場などで、まだ美しいうちに捨てられていると言う悲しい現実があります。そんな花の廃棄を減らすため「花のロスを減らし 花のある生活を文化に」をミッションとして掲げ活動をしている株式会社RINが8月7日「花の日」に開催しました。
ロスフラワーとは?
“日々、生花店や式場などでは短い役目を終えた花たちがまだ美しい間に捨てられてしまっています。
新たな価値をつけるため、持続可能な花き市場を維持していくため、廃棄予定の花を「ロスフラワー」と名付けました。”
引用: 株式会社RIN
何の罪もない花が、わたしたちの都合で廃棄されています。そんな悲しい現実を改善するため、株式会社RINでは「フワラーサイクリスト」がロスフラワーに新たな生命を吹き込むために活動しています。フワラーサイクリストとは、Flower + UP CYCLINGをかけ合わせた造語。ロスフラワーを用いて店舗やブース、ディスプレイの装飾等のブランディング事業や、コミュニティー事業、またスクール運営など幅広い活動をしています。
また、2022年8月7日には「花の日イベント」を開催し、参加者とともに 「ロスフラワー をなくすためには何が出来るか?」 を考えました。
ロスフワラーを減らすための「花の日イベント」
花き業界にとって閑散期にあたる8月に「花の日」のイベントが様々な場所で実施されて欲しいと願い、株式会社RINでは8月7日に花の日イベントを毎年開催しています。
「どうしてロスフラワーが出てしまうのか?」を参加者に伝え、より多くの人と連帯してロスフラワーを減らす社会を目指していくことを目標としました。
2020年、2021年はオンラインでの開催となりましたが、今年は初のオフラインでの開催。渋谷を開催場所とした背景には、渋谷が花のように多様性のある街と考えたから。
当日は「ロスフラワー をなくすためには何が出来るか?」を考えるワークショップを行い、200名近くの参加者からアイディアが寄せられました。特に多かったアイデアは「お花を家に飾る」「お花をプレゼントする・贈る」「ドライフラワーにする」といったもの。また「デスクに飾る」「花をプレゼントし合う日をつくる」「スーパーやカフェでもロスフラワーを販売する」「この花の日イベントを広める」なども寄せられました。
普段気に留めることの少ない花の廃棄問題に目を向ける、貴重な機会となりました。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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