リンパを流すには「リンパの出口」を詰まらせないこと!むくみ解消効果が上がる「鎖骨マッサージ」

 リンパを流すには「リンパの出口」を詰まらせないこと!むくみ解消効果が上がる「鎖骨マッサージ」
Eri Goto
後藤江里
後藤江里
2022-08-25

なんだか体が重かったり、だるかったり、足もむくんでいる…そんな人にぜひやってほしいマッサージがあります。キーワードは「リンパの出口」!簡単で、今すぐできるマッサージをご紹介します。

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よく耳にする「リンパ」という言葉。ヨガレッスンでも「リンパヨガ」「リンパマッサージヨガ」などのクラスがあります。

リンパとはリンパ管の中を流れているリンパ液のこと。リンパ液は、全身に溜まった余分な水分や、体内に侵入した細菌やウイルスなど、有害物質や不要物をリンパ節に運んでいます。首や肘、膝裏などにあるリンパ節ではこれらの異物と戦い、有害物質を無害化する働きがあります。不要物を濾過し全身にウイルスが回ったり、余分なものが体内に滞ったりしないようにしています。そして、リンパ液は有害物質を直接、血液で心臓まで運ばないように、リンパ節でフィルターをかけたもの、綺麗にしたものを、血液に合流させています。全身から運ばれたリンパ液は、左鎖骨の下にある「鎖骨下静脈」へ流れていき、血液へと合流します。つまりここが、いわゆるリンパ液の出口だと言えます。(参照:サトウ心臓血管外科クリニック/リンパってどんなもの

リンパ節の位置
イラストAC

リンパの流れが悪い=高速道路の渋滞と同じ原理

リンパはなにもしないと流れません。心臓の働きにより全身に流される血液と違い、筋肉を動かすことで流れます。

「リンパの流れが悪いとむくみやすい」と聞いたことはないでしょうか?リンパの流れが悪いとはどういうことなのか、イメージしやすい例えでご説明します。

高速道路の渋滞をイメージしてみてください。勢いよく走っていた車が、最後の出口料金所手前で減速。さらに、出口料金所では料金の支払いなどで手間取っている車もチラホラあって、出口料金所近辺の車が一気に滞り始めます。すると、出口近辺から徐々に車がつまり始め、減速する車が増えていき、最終的には高速道路すべての流れが悪くなり、渋滞になっていきます。

これと同じことが、体の中で起きていると考えるとわかりやすいのではないでしょうか?

車の渋滞
イラストAC

リンパを効率的に流すために

ヨガや運動をすると筋肉が動くため、リンパの流れを促します。ですが、筋肉が動いてもリンパが流れる先の出口が詰まっていたら、どうでしょうか?

答えは簡単。先ほどの渋滞の原理と同じで、出口が詰まっていると流れが悪くなります。つまり、ヨガをしてリンパを流す前に、出口の詰まりを解消することが大事です!リンパの出口の詰まりは、鎖骨下の筋肉→鎖骨下筋をマッサージすることにより「すっきりと」させることができます。その後運動すれば、より多くの効果が期待できるはずです!

ヨガ前に行うと◎鎖骨マッサージの仕方

“リンパの出口(鎖骨下静脈)" へリンパを流す、鎖骨下筋の働きを良くするマッサージをご紹介します。

【やり方】

1)まずはピースの指を作ります。

鎖骨下マッサージ
Photo by Eri Goto

2)そのピースの指先を鎖骨の上下に当て、少し強めに押しながら左右に揺らすようにマッサージをします。指のはらで、鎖骨の下にあるインナーマッスルの鎖骨下筋に振動を与えていきます。

鎖骨下マッサージ
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ポイント:より鎖骨を出しやすくするためには横を向きます。

鎖骨下マッサージ
Photo by Eri Goto

リンパの流れを良くするためにすることはたったこれだけ!

マッサージを続けることでリンパの流れが良くなり、また、脂肪に埋もれがちな鎖骨も出てきて、一石二鳥の効果も期待できますよ。

動画はこちら↓

 

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後藤江里

後藤江里

ヨガインストラクター・ヨガトレーナー。子育て中にひどいぎっくり腰とパニック障害を経験し「身体が辛いと心も辛い」ことを実感、39歳で心身を整える為にヨガを始め、その後指導者資格を取得。スタジオ対面、オンライン、パーソナル、出張ヨガでヨガを指導している。RYT-500、アナトミック骨盤ヨガ(R)、シニアヨガ、キッズヨガ等、資格多数。プライベートでは、18歳・16歳男子の母。



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