裏ももを伸ばすと美姿勢・美脚・美尻が一気に手に入る?超簡単で効果大!もも裏ストレッチ3選
もも裏の筋肉=ハムストリングを刺激することがいろいろな不調を和らげてくれます。いつまでも健やかに若々しくいられるポイントとしてハムストリングを意識してみましょう。
最近、腰が痛い、膝が痛い、背中・肩・首が凝る、足裏が痛い、冷えやむくみがある、なぜだか疲れやすい、頭痛がある…などの症状が続いている場合、その一因に、太ももの裏側の筋肉である「ハムストリング」が硬くなってきている可能性が考えられます。体の中でもとても大きな筋肉であるハムストリングはおでこから背中、足裏までつながる筋肉と薄い筋膜でつながっているため複数の部位へも関連しています。
ハムストリングとは
ハムストリングはお尻の骨(座骨、大腿骨の後面)から始まり膝裏の辺り(脛骨、腓骨の上端)まで繋がっている筋肉で、下図のように複数の筋肉(大腿二頭筋長頭、大腿二頭筋短頭、半膜様筋、半腱様筋)が集まっています。そして、膝を曲げたり、股関節を伸ばしたり、骨盤を後ろに傾けたりする作用があります。美姿勢、美脚、美尻を目指すにもとても大事な筋肉です。また、運動するときにも大活躍するので「ランナー筋」とも呼ばれています。
ハムストリングをストレッチする主な効果
・基礎代謝をアップし痩せやすい体へ
・疲労回復効果アップ
・良い姿勢をキープ
・美脚・美尻効果
・腰痛予防
・お腹まわりがスッキリ
・歩きやすい、走りやすい、動きがスムーズになる
まずは、ハムストリングの硬さチェック
まずは、現在のハムストリングの状態をチェックしてみましょう。その場に立ち、地面にある物を取るように前屈してみてください。すぐに膝が曲がりますか?もも裏の張り具合はいかがでしょうか?
もし膝がすぐ曲がってしまい、もも裏が硬く突っ張るような感覚があるようならハムストリングが凝り固まっている可能性があります。今日からハムストリングの働きを意識してストレッチしていきましょう。ハムストリングを意識することで、複数の不調も改善されるかもしれません。
ハムストリングストレッチ(寝ながら)
1)仰向けになる。片方の足裏にタオルやベルトを引っ掛け、ゆっくり膝やももを伸ばす。反対足は腰に痛みがなければ伸ばす。痛みがある場合は、膝を立てたままでOK。
2)かかとを天井へ蹴り出し、つま先が自分の顔へ向くように、胸まわりはリラックス。ハムストリングが座骨のあたりから膝裏まで伸びているなという感覚で深呼吸。※反対足も同じように行なってください。
ハムストリングストレッチ(椅子に座りながら)
1)椅子に浅く腰掛ける。片足を前へ伸ばしつま先天井、かかとで見えない空気を押し出す。
2)息を吸いながら背筋・腰を伸ばし、次に息を吐きながら股関節から前屈します。ハムストリングが座骨のあたりから膝裏まで伸びているなという感覚で深呼吸。※反対足も同じように行なってください。
ハムストリングストレッチ(立ちながら)
1)気をつけの立ち姿勢から片足を一歩後ろへ。かかとでしっかり床を押す。左右の腰骨を正面へ向ける。
2)息を吸いながら背筋・腰を伸ばし、次に息を吐きながら股関節から前屈。両手はブロックの上や、高さのある所に置いてもOK。ハムストリングが座骨のあたりから膝裏まで伸びているなという感覚で深呼吸。※反対足も同じように行なってください。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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