目標をもつことの本当の意味とは

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目標をもつことの本当の意味とは

日本を代表するヨガ指導者ケン・ハラクマさんが、すべてのヨギへ贈る心温まる言葉のギフト。連載形式で、ケン・ハラクマさんの愛や思想を学びます。今回のテーマは「目標をもつこと」について。

「今年こそ何かをやりとげたい」、「昨年やり残した事を形にしたい」というポジティブな思考を持つことは、モチベーションを高めてエネルギーをいい方向に導きます。進むべき道もクリアになり、意識や行動パターンが前向きに変化してくるので、待っているだけでなく、積極的に目標を探してみましょう。

途中で方向転換が必要になったら、自分を否定せずに別の可能性を探り、新しい道を切り開いていきましょう。すでに目標が定まっている人は、健全な心身を養うためにヨガによるメンテナンスを習慣にしてください。

目標を持つことの本当の意味
(Photo by PIXTA)

目標を持つことに加えて実践したいのが、意識を内側に向けて自分がここに存在している根本的な意味を見つめ直すことです。自分の役割や生きている意味を考えた時、このままでいいのかという不安にかられたり、答えに詰まったりする人もいると思います。一人ひとりの役割は生まれた時に備わっているのではなく、それぞれに役割があるという前提のもと、置かれた状況や環境のなかで自ら見つけていくものです。そして、忘れないでほしいのは、どんな困難な状況にいようと、生まれてきたこと、今まで生きてきたことに素晴らしい意味があるということ。生きていることそのものがかけがえなく、今ここに存在するという根本的な幸せを実感できると目の前で何が起こっても悲観することなく、今を生き抜く強さが生まれます。

悲しい出来事に直面したら、悲しむという行為を生きているという実感として味わえるようになります。人のせいにすることや自己否定もしなくなります。死に向かって流れる時間のなかのプロセスの1つと捉え、精一杯生き抜くことができるのです。生きていることに絶対的な価値を感じ、揺るぎない思考がベースにある人は、経済状況や人間関係、健康状態など様々な壁にぶち当たる時も強さを失わずにまっすぐ前に進めます。

一日のうちに少しだけでも「今ここに存在する」根本的な幸せと向き合い、感謝する時間をつくってみてください。自分の役割や思い描いた目標もより実現しやすくなるはずです。
 

yoga Journal日本版Vol.51掲載

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