ヨガを理解するにはインストラクターの道しかない?「ヨガのゴール」とは何か

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ヨガを理解するにはインストラクターの道しかない?「ヨガのゴール」とは何か

yasushi
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2017-10-20

ニューヨーク在住のヨガ講師・yasushiさんに聞くお悩み相談連載「これでいいのだ!」。今回は、ヨガを続ける中で感じた「ヨガを続けた先にある将来」について悩む相談者にyasushiさんがアドバイス!

「インストラクターになれないとヨガは深められないのでしょうか?」という相談者。スタジオのクラスに通うようになり、ヨガ仲間が増えたものの、気がつけばまわりの仲間は、ティーチャートレーニングに進んだり、転職してインストラクターになる人も。「ヨガを続けた先にあるのは、インストラクターの道しかないの?」という悩みに、yasushiさんが切り込む。

ヨガのゴールは人それぞれ。自分だけの本質的なゴールを見つけて

yasushiさん連載
(Photo by BIGSTOCK)

ヨガスタジオに通いだすと、クラスでのプラクティスからより踏み込んだ勉強をしたいという気持ちになる方も多いでしょう。僕がニューヨークでティーチャートレーニングを受講した動機は、「ヨガの神秘的な部分に触れてみたい」という興味からでした。当時は深い内容を学ぶものはほとんどが「インストラクター養成講座」の形をとっていました。哲学的な勉強、瞑想を深める、アーサナを細かく勉強する…このすべての動機の行き先も養成講座にまとまっていることに違和感を抱いてませんでした。とはいえ、僕はインストラクターになることを急いではなく、人生経験を積んでから…などと構えていました。15か月の全コースを修了したときは、あまりの自分の無知さ加減に落ち込んだ思い出もありますが、これは別の話ですね(笑)。

昨今はとりわけインストラクターになる予定がない方でも、ヨガを体系的に、また総括的に学ぶ講座も増えてきました。素晴らしいことだと思います。インストラクターになることに意義を見出し、自身を鼓舞しながら苦手なことにも挑戦し、ヨガを啓蒙する一員になる。これはこれで充実した生き方でしょう。

半面、ヨガを啓蒙することは、インストラクターでなくても可能なのです。ヨガを紹介する立場も、インストラクターをサポートする立場もあるのです。なによりあなた自身がヨガに取り組み、輝くように生きていれば、周りの人はあなたの生き方にヒントを得ることでしょう。

ヨガの本質的なゴールはもっと個人的なものであると思います。健康になりたい。自分の時間を持ちたい。ストレスマネージメントをしたい。自信を持ちたい。自分を愛したい。形で測れないものの価値を見出したい等。総括すると、ゴールは自己認識力を高める、自己価値を認めるところに行きつくのではないでしょうか。そうすると「インストラクター」とはヨガを深める線上にもありながら、職業の一種でしかないのです。向き不向きもあれば、その収入で自分や家族を養えるかという現実問題も考慮する必要があります。

興味を持って研磨し、培ったのちに得た現在の仕事や立場をヨガにすり替えなくても、ヨガのゴールを意識して生きることは可能なのです。

社会や家庭で必要とされ活躍しながら、同時に個人的なヨガの探求をしている…なんて今の時代の生き方のモデルではないでしょうか? 個人的レベルでヨガを探求し続ける…もしかしたらこれが一番チャレンジングなのかもしれませんね。ヨガの道を歩き続けるすべての方に、心より敬意を表します。これでいいのだ!

yogaJournal2013年Vol.30掲載

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