【脚の付け根の違和感に要注意!】感じたときが改善どき!股関節のつまり感改善エクサ
「最近脚の付け根がなんだか変…」そう思ったらすぐに対策を!脚の付け根や股関節がつまる、硬い、そんな感覚のある人は腸腰筋が弱っているサインです。日常生活ではどんな姿勢が多いですか?日々の姿勢の積み重ねから姿勢は変わります。特に同じ姿勢が続くことで脚の付け根に違和感を覚えることが多い人は要注意です。
長時間同じ姿勢のまま座り続けたあとに立ち上がるとき、思わずヨタヨタとしてバランスを崩し、歩き方がぎこちなくなってしまった経験はありませんか?そのとき脚の付け根や股関節につまりを感じませんか?座ったままの姿勢が続くと、脚の付け根を通る筋肉「腸腰筋」が縮こまり緊張することでダメージが及ぶのです。
腸腰筋は快適な歩行を支える要の筋肉
腸腰筋とは上半身と下半身をつなぐ筋肉です。背骨の腰の辺りから始まる「大腰筋」「小腰筋」と、骨盤の内側の上部から始まる「腸骨筋」が組み合わさっており、骨盤を通り抜けて太ももの内側についているインナーマッスル。腿や膝を持ち上げる動きをつかさどり、歩く、走るための運動能力をサポートするほか、正しい姿勢やプロポーションを保持してくれる筋肉です。腰を自然なS字状にキープしたり、重力に対して姿勢を保つ抗重力筋でもあります。と同時に、腸腰筋は日常生活のクセや歩行動作の乱れ、骨盤内の内臓不調の影響を受けやすい部位でもあります。
いつまでも気持ち良く歩ける体でいるためにも腸腰筋のケアはとても大切です。
脚の付け根や股関節に違和感が出始めたなら、ふだんの姿勢や歩き方、生活習慣などから腸腰筋がダメージを受けているサインかもしれません。しなやかな腸腰筋を取り戻すためのケアをさっそく今日から始めてみませんか。
腸腰筋のケアⅠ
①椅子に座る。親指は中に入れた握りこぶしをつくり、脚のつけ根の中央やや外側(左右の腰骨の突起の内側)にあて、軽く圧をかける
②そのまま上体を少しずつ前に倒して数回呼吸を繰り返す
③背骨の下から少しずつゆっくりと起き上がる
*腸腰筋がある脚の付け根には、動脈やリンパ節があるとても大事なところなので、圧をかけるときは優しくイタ気持ちいい程度で十分です。
腸腰筋のケアⅡ
①椅子に横向きに座り、前脚の膝を90度に保つ。両手は腰や背もたれをつかむ。
②後ろ脚を大きく開き、脚の付け根が心地良く伸びる感覚をつかむ。数呼吸キープ。
③後ろ脚をもどし、反対脚も同じようにおこなう。
上述のケアは腸腰筋の緊張や股関節の硬さを改善し、股関節の痛みやつまりを和らげる効果が期待できます。座っている時間の多い人こそ、節目節目に椅子を使った上述のケアを始めてみましょう。
そして、歩くときは、肋骨の下のあたりから脚が伸びるようなイメージで一歩一歩大きく歩いてみましょう。こうした日々のちょっとしたケアが、いつまでも快適に歩ける脚のキープにつながります。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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