【60代以上の女性が心から後悔!】更年期にやっておけばよかった・やっておくべき健康ケアTOP3

 【60代以上の女性が心から後悔!】更年期にやっておけばよかった・やっておくべき健康ケアTOP3
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永田京子
永田京子
2022-06-16

ひと昔前と違い、今は60代の女性もまだまだ元気で活動的。しかし、調査の結果などを見ると、60代以上の女性には健康面での後悔がいろいろとあることがわかっています。人生100年時代の今、60代以降も健康に過ごしたいもの。そこで、今回はその調査結果をもとに「Change of life」とも言われる更年期にどんな健康への取り組みをしておけばよいのかを紹介します。

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60代以上の女性の多くが健康面で後悔していることは?

つらい更年期の症状が収まったら、元気な60代を!と思う女性も少なくないでしょう。しかし実際には、各種調査の結果*を見ると、60代以上の女性には「やっておけばよかった!」と後悔している健康への取り組みが数多くあるようです。そのトップ3がこちら。

歯の定期検診

下半身(特に骨盤周り)のケア

日ごろから歩くこと

まさにこの3点は、人生100年時代を健康に生きるために早めに取り組んでおくべきこと。60代になる前、更年期が終わるまでにぜひやっておきたい、やっておかないと損する体ケア3つについて、その理由と具体的なケア方法も含めて紹介します。

*第一生命経済研究所『ライフデザイン白書 2017[1] 』(東洋経済新報社)

 PRESIDENT Online「 「リタイア前にやるべきだった……」後悔トップ20【2】健康」(2022年6月5日閲覧)

やっておかないと損する体ケア①歯の定期検診

一つ目は、歯の定期検診です。実は、60代以上で後悔していることナンバーワンが、歯の健康のことです。虫歯や歯周病などで歯がなくなると、食事の楽しみが半減。食事は人生のなかでもとても大切な楽しみの一つですから、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます。

歯が抜けてしまうと入れ歯などで歯を補う必要がありますが、自分にあったものを作ろうとすると、高価になることもあります。健康保険が適用されるものもありますが、使える材料や作り方に制限があります。保険適用外でピッタリ合うものを作るには、場合によっては何十万円とかかることもあり、経済的にも大きな打撃です。また、歯周病は口の中だけでなく、全身に影響を与えることがわかっています。

歯周病は、歯と歯ぐき(歯肉)の間の隙間に細菌が入りこんで炎症を起こし、やがては歯の土台となる骨を溶かしてしまう病気です。歯の土台が溶けてくると、歯はグラグラしたり、抜けてしまったりするわけです。この歯周病の細菌は、全身に影響し、さまざまな病気を引き起こしたり悪化させることがわかっています。糖尿病をはじめ、脳梗塞、心筋梗塞、呼吸器の病気、がんなどにも大きく影響するとされています。

そもそも、歯周病の原因となる細菌は、歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石に含まれるものです。日々きちんと歯磨きすることはもちろん、虫歯ではなくても歯科を受診して、定期検診を受け、メンテナンスをしておくことが、元気に生きていくために非常に大切なのです。

歯科検診
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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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