【実録!】私が初めてのファスティングで体験した困った症状&トラブル
最近ではファスティングという言葉も一般的になり、気軽にチャレンジする方も増えているようです。けれど“断食”という普段と異なる状況下におかれた体は、様々な反応が起こりやすくなります。何も知らないままファスティングに取り組むと「この体の変化って本当に大丈夫なの?」と不安になることも……。私がファスティングを行った際に起こった体の反応を参考に、慎重にトライしてみてください。
ファスティング中に出る「好転反応」
ファスティング中は、体に様々な症状が出てきます。例えば、頭痛・肌荒れ・下痢・だるさ・寒気……。人によってはこれ以外にも。これは老廃物や毒素を排出する過程で一時的に現れる「好転反応(こうてんはんのう)」と呼ばれるものです。最初は驚いてしまうかもしれませんが、体のデトックスが進んでいるということなので慌てなくて大丈夫。とはいえ、ファスティング初心者には、今起きている症状が「好転反応」によるものなのか、「体調不良」によるものなのか判断することは難しいですよね。私としては、ファスティングを始めるにあたって、最初は専門家と相談しながら行うことをお勧めします。
【実録】ファスティング中、ちょっと困った好転反応&対処方法
私自身、ファスティングアドバイザーのもと、実際に3日間のファスティングにチャレンジしてみました!その中で「ちょっと困ったなぁ……」と感じた3つの症状と、その時どのように対処したかをお伝えします。
ひたすら眠い
一番わかりやすく現れたのが“眠気”です。午前中でも普段よりボーッとしているな……と感じましたし、午後になると眠さに耐え切れず毎日昼寝をしていました。休みの日ならよいのですが、仕事がある日は困りものです。私自身、ファスティング期間中にオンラインミーティングの予定があったのですが、直前まで寝てしまい、ミーティング開始直前に目覚めた時はドキッとしたものでした。気合だけでどうにかなるものではないので、ファスティングはお休みの日などなるべく予定が少ない期間を選んで行うのがよさそうです。
集中力や体力がダウン
食事を摂らないので、体が軽くていい感じ! という一方で、やはり普段と比べると集中力や体力が出ないな……ということに気付きました。大好きなパワーヨガに参加した際は、先生の言葉に集中できず気が散ってしまったり、思うように動けなかったりして、休み休みレッスンに参加する形となりました。体を動かすのが好きな方も、ファスティング期間中は体調をよく観察しながらマイペースに体を動かすようにしてください。
頭痛と古傷の再発
ファスティング2日目以降に感じたのが、頭痛です。私の場合は比較的軽いものでしたが、人によりかなり痛みが出る場合もあるようです。もし心配なことがあれば、専門家の判断を仰ぎましょう。その他に、15年以上前に痛めた膝に久しぶりに痛みを感じたり、虫歯治療を行った箇所に知覚過敏のような症状が現れました。とても個人的な感覚ではありますが、このように古傷の痛みを敏感に感じとることもあるようです。
好転反応は人それぞれ
ファスティングでは、決まった好転反応が起きるわけではありません。反応には個人差がありますので、今回お伝えした症状はあくまでも参考として捉えていただけたらと思います。好転反応は体からの大切なサイン。自分との対話を楽しみながら無理なく取り組んでくださいね。
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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