仕事や人間関係で「不安が強くなる人」に伝えたい|ぐるぐる考えすぎてしまう時にしたい2つのこと

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仕事や人間関係で「不安が強くなる人」に伝えたい|ぐるぐる考えすぎてしまう時にしたい2つのこと

石上友梨
石上友梨
2022-05-05

みなさんは不安の強さに悩んでいませんか?気がかりなことをあれこれと考えていると、どんどん不安が強くなっていきます。ぐるぐると考え続けることでつらくなってしまう時は、今回の記事を参考にしてください。

不安は頭の中においておくと、どんどん大きくなります。例えば、未来のことを心配して、「明日のプレゼンうまくできるかな」「新しい職場でうまく対人関係を築けるかな」とあれこれ考えていると、不安がどんどん大きくなったり、いつまでも不安が続いたりしませんか?不安は、不安なことを考えれば考えるほど強くなるという性質があります。

未来のことは誰にも分かりません。何がどうなるかは、その時になってみないと分からないものです。いくら考えても答えが出ないため、ぐるぐると考えることは終わりがなく、不安な気持ちばかりが大きくなっていくのです。それでは不安を育てる代わりに何をしたらいいのでしょうか。

不安なことを分けよう

ぐるぐると考えて不安を育てていると気づいたら、不安なことを分けましょう。

不安なことは、以下の2つに分けることができます。

1 「いま」準備できること

2 「いま」準備できないこと

まずは、いま準備できることを書き出してみましょう。例えば、あなたは、明日のプレゼン発表がうまくいくか心配をしています。この時に準備できるものは、「声に出してリハーサルをする」「必要なことを暗記する」「プレゼン資料を整える」などでしょうか。いま準備することが終わったら、あとは今のあなたにはどうしようもできないことです。例えば、「本番で上手に話せるかな」「みんなはどんな反応をするのだろうか」「上司から何か言われるかな」という不安は、当日になってみないと分かりません。今のあなたが準備できない不安とは、上手に付き合っていくしかないのです。今答えがでないものは、考えれば考えるだけ、不安が大きくなり苦しくなってしまいます。もし不安を育てた結果、睡眠や体調に影響が出れば、当日のパフォーマンスは下がり、失敗する確率も上がってしまいます。そうすると、次に同じような機会があった際はさらに不安が大きくなるでしょう。

準備できない不安と上手に付き合おう

準備できない不安は、不安と上手に付き合うことが必要です。不安はけっして悪いものではありません。例えば、「リラックスが必要だよ」「準備をしよう」など、あなたの心の状態を教えてくれる大切なサインです。

1. 外に出す

準備できない不安は頭の中においとくと、どんどん大きくなるので、外に出していきましょう。例えば、同僚に「発表が不安なんだ」と相談する、深呼吸をして吐く呼吸と一緒安を吐き出すイメージをする、ノートに想いを書き出すなどです。

2. 気持ちを切り替えてみる

今、準備できないことについて、あらゆる可能性を考えれば考えるほど、不安は大きくなります。

「なんとかなるよ」と気持ちを切り変えてみることも大切です。自分に「なんとかなるはず」「完璧を目指さなくてもいいよ」と今までとは違う言葉を自分にかけてみましょう。

3. 回避をしない

また、取り組むことをあきらめたり、プレゼンを欠席するような、回避する行動は、次への不安をさらに大きくします。回避すればするほど、次に挑戦する際のハードルは高くなるのです。不安を感じながらも挑戦して大丈夫だった、という経験を積み重ねることが自信になります。たとえ、挑戦して失敗したと感じても、それは本当の意味で失敗ではありません。他人から見ていると失敗に見えないこともあれば、失敗することで自分が何をがんばればいいのか、何かを変えればいいのか分かるからです。本当の失敗は、回避し続けて、何もできなくなってしまうこと、自分のことを何も信じられなくなってしまうことではないでしょうか。

 

そもそも失敗しない人間はいません。考えれば考えるほど、いい答えが出るわけでもありません。時には勢いでやってしまった方がうまくいくこともあります。何かに不安を感じているときは、いったん考えることをやめてみましょう。もしも、不安が強すぎて一人で解決できないと感じた際は、信頼できる人や専門家に相談しましょう。

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石上友梨

石上友梨

大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。

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