呼吸が浅くなる原因は〇〇だった?理学療法士が教える【呼吸が深くなるストレッチ】
意識しないとついつい浅くなってしまう呼吸。今回は呼吸が浅くなる原因と、呼吸を深めるストレッチをご紹介させていただきます。
呼吸を深めるメリット
呼吸は1日に2〜3万回無意識に行われていると言われています。
呼吸を深めることで、体内に送り込まれる酸素の量が増えるので、
・心が落ち着き、リラックスする。
・頭がスッキリする。
・良い姿勢を保つことができる
・肩こりが軽減する
というように、精神的にも身体的にもとても良い効果があります。
呼吸が浅くなる原因
呼吸が浅くなる原因の多くは、「姿勢」にあります。
背中が丸まった猫背姿勢だと、胸が圧迫されて十分に空気を肺に送り込むことができません。
また、呼吸をするときに働く筋肉、いわゆる「呼吸筋」が硬くなっていたり、働きが弱くなっていたりすると、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸筋の中でも特に「横隔膜」の働きが重要となります。
この横隔膜が上下に動くことによって肺が膨らんだり萎んだりします。
呼吸が深まるストレッチ
今回はあぐらの姿勢か、椅子に座った状態で行ってください。
ストレッチの前後で呼吸の深さもチェックしてみてくださいね。
呼吸が深まるストレッチ1
①息を吸って肩にぎゅっと力を入れます。
②息を吐いて脱力します。
呼吸が深まるストレッチ2
①頭の後ろで手を組みます。
②息を吐きながら背中を丸め、肘同士を中心で寄せ合います。
③息を吸って胸を開き、視線は斜め上に向けます。
呼吸が深まるストレッチ3
①右手で左手首を掴みます。
②両手を上に持ち上げ、息を吸って上に伸びます。
③息を吐きながら、身体を右に傾けます。
反対側も、掴む手を入れ替えて行います。
詳しいやり方はこちらで動画付きでまとめています。
浅くなりがちな呼吸を意識することで身体のあらゆる不調を解決することができます。今回は座って簡単にできるものをご紹介させていただいたので、ぜひ実践してみてください。
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く