【バランスボールで腰痛をラクラク解消】理学療法士が解説!腰痛に効く「4つの基本エクササイズ」

 【バランスボールで腰痛をラクラク解消】理学療法士が解説!腰痛に効く「4つの基本エクササイズ」
堀川ゆき
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2022-04-14

理学療法士の堀川ゆきさんが、バランスボールを使って腰痛解消するポイントと効果的なやり方を解説します。

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バランスボールとは

バランスボールは、バランス感覚のトレーニングを行うためのボールです。身体と密着させていろんな運動をしますが、バランスボールは、バランス感覚を養うだけでなく、使い方次第で筋トレもストレッチも可能です。

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イラストAC

バランスボールは世界40カ国以上で愛用されています。アスリートや一般の人のエクササイズとしてのみでなく、患者さんの治療エクササイズしても使用します。
今まで私が理学療法士として、また学生実習中にお世話になった病院などの施設も含めて、バランスボールが置いていないところはなかったといっても過言ではありません。
耐荷重は200〜300Kgあり、空気の入れ具合によってエクササイズの難易度を自由に調整することができます。

バランスボールのプチ歴史

バランスボールは、1963年にイタリアのプラスチック製造会社(Ledraplastic)が開発しました。その後、スイスの理学療法士が子どものリハビリテーションの道具として用いたのが始まりとされています。スイスなど欧米の学校では、生徒は健康のためイスの代わりにバランスボールを使用しているそうです。
日本には1980年代に伝わり、筑波大学がバランスボールを運動・健康・競技という分野から研究して広めましたが、一般的には2001年にサッカー選手の中田英寿さんがトレーニングに使っている映像がテレビで放送されたことがきっかけになったようです。その後テレビや雑誌などあちこちでバランスボールが紹介されたことで、広く知られるようになっていきました。

バランスボールの別名

バランスボール以外にも別名があり、
・スイスボール
・エクササイズボール
・Gボール (gymnastics(体操)、giant(巨大)、gravity(重力)の頭文字)
・ヨガボール
・フィットネスボール
とも呼ばれています。

腰痛に対する効果

バランスボールには、腰痛に対する効果が認められています。
自分の意思で動かせる随意筋は、脳からの命令で動き出します。脳が「動け」と命令を出して、実際に筋肉が作動するまでの時間を、筋肉の「発火時間」といいます。
慢性的な腰痛の場合、身体のコアの筋肉の一つである「腹横筋」の発火時間の遅延が指摘されています。発火時間が遅れることで、脊柱の不安定化が生じる可能性が示唆されています。
そのため、バランスボールでのエクササイズによって発火時間の遅延を改善することにより、腰への負担を軽減させる効果が期待できると考えられます。

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AUTHOR

堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。



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