【反り腰の人は背中が硬い? 】ポイントは「手の平の向き」!ガチガチの背中ほぐし術
長時間のデスクワークやスマホの使い過ぎにより、気がつけば背中はガチガチに硬くなってしまいますよね。大人になればなるほど、背中の凝りが慢性化してしまい肩をもんでも背伸びをしてもなかなか解決しない方も多いと思います。 そして、このガチガチの背中は反り腰の原因にもなる可能性があるのです。
反り腰の原因、実は"広背筋"にあった!?
反り腰にはいくつのかの原因がありますが、背中の大きな筋肉、広背筋が縮んだ状態で凝り固まっていることもその一つになります。
広背筋は背骨、骨盤、肩甲骨から腕の骨の内側に付着している人の体で最も面積が大きい筋肉です。
腰から背中を広く覆う広背筋が硬くなると、腰が過度に反って骨盤が前傾しすぎてしまう可能性があります。
骨盤が前傾しすぎた反り腰状態だと、腰の背骨に負担がかかり腰に痛みが出る方もいます。
ガチガチの背中を伸ばすことで背中の凝りをほぐし、腰痛も防いでいきましょう。
広背筋は扇型をして動作の方向が多様なため、上部と下部にわけて伸ばしていきます。
広背筋をほぐす方法
①広背筋上部ストレッチ
あぐらか正座か椅子に座り、手の平を自分に向けて両手を体の前で組む。
息を吐きながら背中全体を丸めて手を前に押し出す。
息を吸って元に戻し、数回繰り返す。
手首を反らせて手の平を前に向けると広背筋の腕側の付着部分が体幹に近づいてしまいます。
腕と体幹の付着部分同士を伸ばすために、手の平は自分の方に向けましょう。
息を吐くときにお腹をしっかりへこませてお尻から首まで背骨がカーブを描くように背中を丸めます。
②広背筋下部ストレッチ
右手を天井に回し上げて右手の平は正面を向けておき、左手で右手首をつかむ。
右手を高く引き上げてから、息を吐いて左手で右手を引っ張りながら上体を左に傾ける。
息を吸って元に戻し、反対側も同様に行う。
手の平を正面に向けることで広背筋の腕側の付着部分がより遠ざかり筋肉をしっかり伸ばすことができます。
体を横に傾ける時に右のお尻が浮かないように骨盤は安定させておきましょう。
詳しいやり方を動画で見る
手の平の向き一つでも、伸ばしたい部分のストレッチ効果を最大限に引き出せるかどうかが変わってきます。背中の大きな筋肉を日頃からしっかりと伸ばして、バキバキの背中の辛さ、不良姿勢、そこから起こる痛みを改善していきましょう。
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く