「更年期と体温」の意外な関係|春になってなぜか夜中に目が覚めるようになった話

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「更年期と体温」の意外な関係|春になってなぜか夜中に目が覚めるようになった話

高本玲代
高本玲代
2022-04-12

更年期と聞いてイメージするのは何でしょうか?イライラしている、のぼせて汗をかいている…そんなイメージを持つ人が多いと思いますが、実は肩こりや頭痛、疲れやすさも更年期症状なのです。そんな"知られざる更年期"について、更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが綴るコラム連載です。高本さんご自身もまさに更年期世代。わかりやすい不調だけではない更年期の影響について、体験を交えてお話しいただきます。

4月になってほぼ毎日夜中に目が覚めるように

更年期世代で季節の変わり目に不調が増えるというお話は前回の記事でお話しました。4月に入って睡眠不足になってもほぼ毎日夜中の2時ごろ目が覚めるようになりました。場合によってはそこからなかなか眠れなくなることも出てきました。たまにこういうことはありましたが、毎日となるとやっぱり日中のパフォーマンスがどうしても落ちてしまいます。

そんな中「中途覚醒」で調べると

‐悩みが多い可能性があります

‐鬱の可能性があります

‐ストレスの可能性があります

など出てきました。しかし、これと言って大きな悩みがあるわけでも、翌日ものすごく気になることがあるわけでもないのに目が覚めるのです。

あまりにもこの状況を「うつではないか」と伝える記事を目にして逆に気分が滅入ってしまいました。睡眠不足で思考能力が低迷しているので更に追い打ちをかけました。

寝る前に気を付けたこと

寝る前のスマホは辞めるようにしました。10時以降はスマホのスイッチはオフ。カフェインも午後は摂取していませんし、睡眠時間の3時間前には食事は済ませ、寝る2時間前にはお風呂に入るようにしていました。

朝に散歩も行きました。ものすごく疲れるし、寝つきは良いのですがそれでも夜中に目が覚めるのです。

しかしそんな中発見したのは「更年期と体温」の関係に関するものでした。そこで思い出したのが、3月末にエクオールのサプリが切れてしまっていたこと。エクオールとは女性ホルモンの一つであるエストロゲン様のマイルドな作用があるとされているものです。(言い換えるの更年期におススメのサプリというものです)私は以前ホルモン治療療法でパッチを貼っていたのですが、通院が面倒でサプリに切り替えて問題なかったので継続していたのです。

そしてその後、サプリが切れていてもあまり気に留めていませんでした。

思い出せば上半身は暑いのに、足先は冷たくていつも靴下が手放せない状態でした。つまり体温調節ができていないのです。その時手元にあったのは「冷えのぼせ」を解消する更年期世代向けの漢方「加味逍遙散」でした。

飲んだその日から中途覚醒がなくなった

自分でも驚いたのですが、1日3回飲むと夜は全く目が覚めることなく朝までぐっすり眠れるように。自律神経が乱れ、体温の調節機能が弱まっているのはないかと思われました。そういえば寝ている間に寝汗もかいていたな…などと思い出しました。

途中覚醒はストレスやうつが原因のこともあります。ですから、中途覚醒=更年期 と自己処理するのは早計かもしれません。しかし、45歳からの更年期世代で「特にストレスに心当たりがない」とか「なんとなく体温の調整が難しくなっている」と感じているのであれば、更年期の可能性があるので受診したり、セルフケアしたりなどで対処しても良いかと思います。セルフケアをしてもなかなか…という時は躊躇せずに受診をしましょう。

漢方は婦人科以外でも女性外来・漢方外来でも対応しており、今は漢方専門薬局がありますので、そういったところでご相談されると良いかもしれません。

今後気温が上昇してきたら、ますます体温の調節が難しい時期になるかと思います。吹き出す汗にいつも悩まされるのですが、めげずに自分の体と向き合いながら必要に応じて医療にかかっていきたいと思っています。

自分の症状に気づけるのは自分だけなので、体の声に耳を傾けましょう…!

AUTHOR

高本玲代

高本玲代

フェムテック起業家。自身の鬱や更年期の経験から更年期女性向けプログラム「よりそる」を立ち上げる。個人向けサービスはNHK、全国紙など20社以上にて紹介され、トヨタをはじめとした上場企業含む1200社の福利厚生サービスとしても採用される。更に企業向け更年期研修としてデロイト・トーマツやPOLAなどに実績あり。更年期にどのように自分の心身を守るか、なども自身の経験やデータ・論文に基づいた内容をTwitterやInstagramで発信中。

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