ココロとカラダの疲労回復に!あさりの旨味たっぷり純豆腐チゲ【管理栄養士のレシピ】

 ココロとカラダの疲労回復に!あさりの旨味たっぷり純豆腐チゲ【管理栄養士のレシピ】
Saki Takanami
高波紗希
高波紗希
2022-04-03

体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。

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寒気も和らぎ、全国で桜も開花し始めるなどいよいよ春らしい陽気になってきました。

二十四節気では春の4番目の節気となる『春分』3/21の春分の日を境に昼の時間が少しずつ長くなっていきます。

今回は春分に旬を迎えるあさりを使ったスープをご紹介させていただきます。

春分におすすめの食材『あさり』

年間を通して売られているあさりですが、春と秋に産卵を控えふっくらと肥えているこの時期が食べ頃。ふっくらした身の中に旨味も栄養もぎゅっと詰まっています。

あさりには、環境の変化により心身ともに疲れやすいこの時期に欠かせない「タウリン」と「鉄分」が豊富に含まれています。

また、脂肪燃焼を促してくれる旨味成分のコハク酸や、むくみ対策に有効なカリウム、お肌や髪の健康に不可欠な亜鉛をも多く、美容にも効果が期待できる嬉しい食材です。

純豆腐(スンドュブ)とキムチ鍋の違いとは?

韓国料理の定番として知られる純豆腐(スンドュブ)。豆腐や海鮮が入っている辛味の強いスープのイメージですが、特徴の変わらないキムチ鍋とは何が違うのでしょうか?

日本では市販のキムチ鍋の素を使って鍋をすることが一般的ですが、本場の韓国では発酵が進んだキムチを使って辛味のベースを出します。

一方で、純豆腐(スンドュブ)とは水分を多く含む柔らかいお豆腐のことを言い、キムチ鍋と違ってコチュジャンや唐辛子で辛味を出し、あさりやしじみと共に野菜やお肉を入れて石鍋で煮込んで作ります。

一見同じようなスープでも、韓国料理ならではのはっきりと違いがあり面白いですね。

今回はそんな疲労回復におすすめのスープをご紹介いたします。

ココロとカラダの疲労回復に!あさりの旨味たっぷり純豆腐チゲの材料と作り方

純

材料(2人分)

・あさり(砂抜き済み) 150g

・絹豆腐      1/2丁

・鶏ひき肉     50g

・長ネギ      2/3本

・ニラ       6本

・にんにく、生姜  各1片

・ごま油    大さじ1

・酒      50ml

・水      450ml

A.コチュジャン 大さじ1

A.味噌     大さじ1.5

作り方

① 長葱は斜め薄切り、ニラは3cm、ニンニクと生姜はみじん切りに切っておく。

②砂抜きしたあさりを鍋に入れ、酒を加えて中火にかけ蓋をする。

沸騰したら弱火にし、あさりの口が開くまで2〜3分待つ。

③別の鍋にごま油を入れて火にかけ、にんにくと生姜を炒めて香りが出たら鶏挽肉を炒める。そこに水と②を汁ごと加えて、ひと煮立ちしたらAと豆腐、長葱を加えて煮込み、最後にニラを加えてさっと火が通ったら器に盛る。

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AUTHOR

高波紗希

高波紗希

管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。



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