お正月太りはむくみが原因?【根菜と梅干しの毒出しスープ】で体をメンテナンスしよう
体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。
クリスマスに忘年会、年越しそばにおせち料理とハレの日の多い年末年始。
連日お腹いっぱい食べすぎて調整する合間もないまま、体重計に乗るのが怖い...なんて方も多いのでは?
今回はまだ間に合う!食べすぎてあとのメンテナンスにぴったりのスープをご紹介いたします。
お正月太りはむくみが原因?
お正月にいただく色とりどりで美味しいおせち料理。
おせち料理はできるだけ長く保存ができるように、お砂糖や塩分によって味つけを濃く作っています。
この時期はただでさえ気温の低下と運動不足により血流が下がっているのに加え、味の濃い食事にアルコール、野菜の不足した食生活が続いては、代謝は下がり水分も溜め込む一方です。脂肪が定着してから焦る前に、少しお散歩するなど適度な運動と腸内環境を改善させ溜まった老廃物を排泄していきましょう。
デトックスを促す!おすすめメンテナンス食材
今回ご紹介するスープには、メンテナンスをサポートしてくれる食材ばかり!
・大根:便のカサを増す不溶性食物繊維と消化酵素の働きで胃腸の働きを促してくれます
・蓮根:カリウムが多く塩分を体外に排泄してくれます。更にビタミンCも多く疲労回復や風邪予防にも効果的です
・しいたけ:不溶性食物繊維が豊富なのに加えて、ビタミンB郡が多く糖質の代謝も促してくれます
・梅干し:梅干しんの酸味となるクエン酸には、腸に刺激を与えてぜん動運動を促すことで腸内環境を整えてくれる効果が期待できます
今回はこれらのデトックスを促してくれる食材を使用したスープをご紹介いたします。
材料(二人分)
・大根...60g
・れんこん...30g
・しいたけ...1枚
・梅干し(果肉)...8g ※梅干しの塩分濃度によって調整
・三つ葉...1本
・いりごま...適量
・水...370ml
・昆布...5cm
・鰹節...13g
作り方
1.昆布は水につけて15分以上置いておく(前日からつけて冷蔵庫に入れておいても◎)。鍋に昆布を入れた水を火にかけ(一晩つけた場合は火にかける前に取り出す)沸騰直前に昆布を取り出し火を止めたら鰹節を入れて、鰹節が沈んだらザルで漉す。【だし汁の完成】
2.蓮根、椎茸、大根は1cm角の角切りにする。梅干しは種を取り刻む。三つ葉は1.5cmの長さに切る。
3.2の蓮根、椎茸、大根を1のだし汁に入れて、中火で煮込む。蓮根に火が通ったら、刻んだ梅干しと三つ葉を加えてさっと火を通し器に盛る。いりごまをふりかけて完成。
AUTHOR
高波紗希
管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。
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