年末に溜まる疲労を撃退!牛肉とトマトの和風スープ【管理栄養士が教える、心と体を整えるスープ】
体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。
あっという間に今年も残り僅か!年末は忘年会やイベント事が増えたり、職種によっては仕事納めに向けて忙しくなったりと心身共に疲れが溜まりやすい時期。せっかく新年を迎えたのに体調を壊してしまうなんてことのないように、日頃から食事でメンテナンスをしていきましょう。今回はそんなお疲れのあなたにぴったりの疲労回復スープをご紹介いたします。
疲労回復にはビタミンB群
牛肉には食べたものをエネルギーに変える為に欠かせないビタミンB群がたっぷり含まれています。
ビタミンBが不足すると、代謝が低下しエネルギーを生み出すことができないため疲れや肥満の原因に。
また、鉄分も多くお肉のヘム鉄は、野菜や海藻に含まれる非ヘム鉄と比べ5~6倍も多く体内に吸収されるため、貧血だけでなく冷え性や疲労の改善にも効果的です。
トマトと牛肉の食べ合わせ効果
実は今回使用するトマトは、味だけでなく健康面でも牛肉との相性が抜群!
牛肉にはアミノ酸やビタミンB群は豊富ですが、他のビタミンやミネラルはとても少ないのです。
そこで、ビタミン・ミネラル豊富なトマトと一緒に食べることで互いに不足している栄養同士が助け合い代謝を上げてくれることで、疲れにくく太りにくくしてくれる効果が期待できます。更にトマトに含まれる抗酸化力の強いリコピンも牛肉と一緒に摂取することで吸収を高めてくれるため、美白やアンチエイジングなど美肌づくりをサポートしてくれます。
今回はそんな疲労を回復してくれるためにぴったりのスープをご紹介いたします。
材料(2人分)
・牛肉(切り落とし)...60g
・ミニトマト...6個
・春菊...50g
・にんにく...1片
・水...400ml
・昆布...5cm
・炒りごま...適量
・ごま油...適量
A.酒...大さじ1
A.醤油...大さじ1
A.塩...小さじ1/4
作り方
1.昆布は水につけて、15分以上置いておく(前日からつけて冷蔵庫に入れておいても)。
春菊は4cm幅に切る。にんにくはすりおろす。鍋に昆布を入れた水を火にかけ、沸騰前に昆布をは取り出す。
2.昆布を取り出した鍋にミニトマトと牛肉を入れて中火にかけ、湧いたら火を弱める。
Aと春菊を加えてひと煮立ちさせたらお椀に盛り、お好みで炒りごまを添えて、ごま油を垂らす。
AUTHOR
高波紗希
管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。
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