【むくみを取る方法】春までに全身スッキリ!毒素排出で免疫力UPにも◎「デトックスあずき茶」
今季最後の寒波も押し寄せてきている一方で、梅の花も先始め少しずつ春の気配を遠くに感じ始めました。春、いよいよ薄着の時期ですね。寒い冬、運動不足でため込んだ身体の中の余分なものを、2~3月中に出し切ったすっきりボディで、晴れやかな春を迎えませんか?
身体の中の「余分な水や毒素」をデトックス!春までにむくみを解消するデトックスあずき茶
小豆ってどんな食材?
お菓子やご飯、おもちゃなどにも使われている小豆。古くは、紀元前4000年頃の遺跡や弥生時代の遺跡から、小豆の仲間が出土しているそうです。薬膳発祥の古代中国では、小豆のもつ栄養価の高さは古くから知られており、煮汁を解毒剤として使用するなど薬膳には欠かせない食材です。その他、小豆を魔除け・厄除けとして使用されることもあるそう。日本でも昔から祝の席で用いられており、小豆を使った赤飯や小豆粥などが知られています。小豆の「赤い色」はもちろん「解毒作用」から、「悪いものを外に出す」というイメージにつながったのかもしれません。
小豆の薬膳的効能と栄養学
中医学・栄養学共に、お腹の調子を整えて消化を促進をし、余分な水を排出する働きがある小豆。身体の中のデトックスに最適な食材です。
●中医学における小豆のはたらき
- お腹の調子を整えて消化促進
- 利尿作用で体内の余分な水を排出。むくみ、排尿困難などに
- 解毒効果(毒素を分解して膿を出す効果)あり。肌の吹き出物や腫れ物に
- 余分な熱を取り除くので、(2)と合わせて、赤く熱を持った吹き出物に
●栄養学における小豆の成分
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食物繊維
ーごぼうの約3倍といわれています。特に、小豆に多く含まれる不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消・予防に役立ちます。一緒に含まれる水溶性食物繊維には、血糖値の急上昇を抑え、血中コレステロールを下げるなどの働きもあるといわれているため、糖尿病や動脈硬化の予防にも。 -
カリウム
ー細胞の浸透圧を維持する働きをするミネラルで、身体の水分バランスを保ってくれます。ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があり高血圧予防に効果が期待できます。つまり、体内の余分な塩分を排出し、「むくみの解消」の効果があります。 -
アントシアニン
ー強い抗酸化作用を持ち、老化の原因となる活性酸素を無害化してくれる強い味方のポリフェノールの一種です。小豆には、赤ワインの1.5~2倍含まれるといわれています。ポリフェノールにはいくつか種類がありますが、あずきに含まれるアントシアニンには血糖値の上昇を抑制する効果が認められたそうです。ただし、ある程度煮汁に溶け出てしまうため、「お茶」で頂くのはとても良いです。 -
ビタミン群
ー糖質をエネルギーに変える際に欠かせない栄養であるビタミンB1と、脂質のエネルギー代謝に関わるビタミンB2が含まれています。
フライパンと鍋と小豆があればできる!簡単「あずき茶」レシピ
1)下準備
小豆をたっぷりのお水できれいに洗う
2)フライパンで乾煎り
黒くなるまで乾煎りします
下の写真の(左)が煎った後、(右)が煎る前。これくらい黒くなったらOK。この時点で、香ばしい香りもします。
4)煮だす
煎った小豆は一回では使いません。使わないものは密閉容器で保存を。
大さじ2杯を鍋に入れ、お水を500-600ml注ぎ煮込みます。
10~15分適度煮て、煮汁に茶色く色がついたら完成!
煮だした残りの小豆は、あんこにしても良いですよ
煮汁はお茶として別容器に注ぎ、残りの小豆の実に少し水を足して柔らかくなるまで煮ます。柔らかくなったら砂糖を追加したら、あんこが完成!砂糖を入れるとそれ以上柔らかくならないので、先に煮込むのがポイントです。
ちょっと甘いものをつまみたい時のお菓子として、いかがでしょうか。
小豆以外にも、デトックス効果のある食材はこちらで紹介しています。
<冬のデトックスレシピの注意点>
デトックス食材の中には、身体を冷やす効果があるものが多いです。冬はグリーンスムージーを野菜スープに変えるなど、なるべく火を通して温かいレシピで取り入れてください。
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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