与謝野晶子も歌に!明治時代から悩める女性を支える「命の母」が進化中【栗尾モカの更年期大学#5】

 与謝野晶子も歌に!明治時代から悩める女性を支える「命の母」が進化中【栗尾モカの更年期大学#5】
命の母
栗尾モカ
栗尾モカ
2022-02-09
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「命の母A」に含まれる女性に必要な13種類の生薬

――なるほど、イライラを鎮め、穏やかな状態でいるための薬として、性別は関係なく飲むこともできるのですね。具体的に成分についてご説明を頂いてもよろしいでしょうか?

白石さん:大きく分けて5つの作用を持つ生薬が含まれます。

漢方薬

①女性ホルモン調整作用(トウキ末、シャクヤク末、センキュウ末)

②身体の基礎を整える作用(ダイオウ末、ソウジュツ末、ゴシュユ、ビタミン群、パントテン酸カルシウム)

③自律神経調節作用(カノコソウ末、ブクリョウ末、コウブシ末、ハンゲ、コウカ)

④血流改善作用(トウキ末、センキュウ末、コウカ)

⑤滋養強壮作用(ニンジン末、ケイヒ末、タウリン)

13種類の生薬とビタミンを配合しているのですが、東洋医学の考えに基づいて気・血・水に分かれています。気が体を流れるエネルギー、血(けつ)が血液ですね。そして水が体の水分です。この「気・血・水のバランスを整えること」が「命の母A」の考え方です。

生薬だけではなく、新陳代謝や疲労回復に欠かせないビタミンB群、抗酸化作用と共に血液の流れに関わるビタミンE、骨の材料になるカルシウム、代謝を促すタウリンがバランスよく配合されています。

――女性ホルモンを整えながら、ビタミンやカルシウムまでカバーしているのですね。漢方の専門店で処方して頂くと高額になる場合もありますし、煎じる手間もありますが、「命の母A」は朝昼晩、4錠ずつ飲めば良いので気持ちも楽です。ひとつ気になったのは、「カノコソウ」というハーブです。精神的なイライラや、不安定な精神状態を鎮静する作用が期待されているとのこと。小林製薬さんで薬理試験などを実施し、「カノコソウ」の鎮静作用や抗不安作用についての研究をされているそうですね。

ハーブ
「カノコソウ」は、オミナエシ科の多年草の植物で、生薬名は「吉草根」。日本では、医薬品の規格基準書である「日本薬局方」の第一版から現在まで掲載され、古くから利用されてきた生薬。「カノコソウ」の部位の中で、生薬として使われるのは根と根茎の部分。強い独特の香りがある。

白石さん:「カノコソウ」の生薬としての特徴は、精神安定作用があることです。精神的なイライラや、落ち込んだり、興奮したりといった不安定な精神状態を鎮静する作用が期待されています。小林製薬でも、薬理試験などを実施し、「カノコソウ」の鎮静作用や抗不安作用についての研究を重ねています。また、「カノコソウ」は、生薬としての使用を目的にした栽培が難しいと言われています。そのため、生産性が低く、貴重な生薬のひとつとしても有名です。小林製薬は、(独)医薬基盤研究所と共同で、「カノコソウ」の生薬栽培の研究にも力を入れています。

ーー精神安定に用いられるのが、植物なのは気持ち的にもホッとしますね。こんなにたくさんの貴重な生薬が含まれていたとは驚きです。

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栗尾モカ

栗尾モカ

記者・漫画家。新卒で航空会社に就職。退社後、出版社に入り多くの企画に携わる。「ダ・ヴィンチ」で漫画家デビュー後、朝日新聞の社会見学連載、「TVタックル」モバイルサイトインタビュー、女性誌「STORY」の海外・美容取材など数多くの連載を担当。女性のウェルネスをテーマにしたコミックエッセイは、取材の経験がニュースソースになっている。シンガポールのメディアに再就職した際、締切と子育てに追われる中でインド・バンガロールにあるヨガ研究大学(Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana / S-VYASA)により考案されたヨガインストラクター認定プログラムに出逢い、資格を取得。伝統的なヨガ哲学や、心身を癒すメソッドを学び始める。著書に「サロン・ド・勝負」「おしゃれレスキュー帳」(KADOKAWA)「女のネタ帖」(学研)などがある。



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