黒豆納豆が更年期女性を救う?普通の納豆との違いと、冬のホットフラッシュ&家庭内骨折対策になる理由

Adobe Stock

黒豆納豆が更年期女性を救う?普通の納豆との違いと、冬のホットフラッシュ&家庭内骨折対策になる理由

松田 真紀
松田 真紀
2022-01-23

寒い冬でも汗だく、予告なく訪れるホットフラッシュ。「ああ。これが更年期か…」と、ショックかつ、生活に支障をきたす悩みです。また、まさかこんなことでと思うほど、家の中の些細な行動で手や足の指を骨折してしまう「家庭内骨折」も深刻に。実はコロナ禍の日照時間不足、運動不足で増えています。そんなお悩みを助けてくれるのが「黒豆納豆」なのです。その理由とは?

ウィズコロナのストレス禍で増える、更年期のお悩み「ホットフラッシュ」「骨折」

コロナと共存する時代、増えるストレスによって女性ホルモンも乱れやすくなっています。更年期の不調を感じる方も増えているのではないでしょうか。中でもリスクが増えているのが、寒い冬場の「ホットフラッシュ」と、些細なことで足や手の小指などを折ってしまう「骨折」。

「体温調節」に不可欠な「マグネシウム」の低下

更年期症状のホットフラッシュ。体温調節が難しくなることで生じます。特に、寒い冬場、暖房が効いた室内で滝のような汗が出る「冷えのぼせ」。これは体温調節に必要な「マグネシウム」が原因のひとつ。加えて、長引くステイホームで、暖房の効いた室内で過ごす時間が増え、外気に触れた時の体温調節適応力が低下していることも考えられます。

「骨形成」に必要な「カルシウム」が吸収されない

女性ホルモンのエストロゲンには、骨吸収を緩やかにする効果があります。女性の場合、50歳頃で閉経をむかえるとエストロゲンが減少するため骨吸収のスピードがあがり、骨粗鬆症になりやすくなります。さらに、コロナ禍の過度なストレスは、腸におけるカルシウムの吸収を妨げていることが骨折が増えている原因。さらに、ステイホームによる日光浴不足で、腸のカルシウム吸収に不可欠なビタミンDも低下。運動不足も、筋力だけでなく骨の強度を低下させ、折れやすい脆い骨にしてしまっています。

「黒豆納豆」が更年期女性の救世主になる理由!

納豆は、更年期女性の味方!「大豆イソフラボン」を発酵させ、吸収スピードと効果をアップ

大豆イソフラボンは女性ホルモンと同様の働きをする「エクオール」を含みます。更年期女性に嬉しい食べ物であることは知られていますよね。その大豆を発酵させた納豆は体内での吸収スピードと効果が高まります。加齢やストレスなど更年期は腸の栄養吸収力も衰えます。大豆は消化吸収が難しい食材なので、発酵させた納豆がおすすめです。

毎日継続した大豆の摂取は「ホットフラッシュの抑制」に効果あり。これは大豆イソフラボンの効果に加え、納豆には体内調節に必要な「マグネシウム」が含まれること、神経を安定させるカルシウム、ビタミンKの相乗効果が考えられます。

豊富なビタミンKはカルシウムと同時摂取によって骨形成の効率が高まる食べ方のため、納豆をよく食べる地域では、「骨粗しょう症リスクが少ない」というデータがあります。メンタル維持のメラトニンを作る大豆タンパク質とビタミンB6、ストレス緩和になるGABAなどのサポートも期待できます。

「納豆」の中でも最強。黒色ポリフェノール「アントシアニン」

中でも、黒大豆と呼ばれる「黒豆」が優れている理由は、種皮に含まれる天然色素のポリフェノール「アントシアニン」。優れた抗酸化力を持ちます。これらは体全体の炎症、酸化を防ぎ、代謝を促進させるので、ホルモンの分泌や体の体温調節、骨形成をスムーズにしてくれます。

ネバネバ感が少なく、白米なしでも食べやすい!?

黒豆納豆は、普通の納豆よりも甘みがあります。糸引きが少ないので、「納豆のネバネバが苦手……」という人にもおすすめ。納豆のくさみもそれほど気にならないものもあり、蒸し豆感覚でビーンズサラダなどの料理にも使いやすいのもメリット。ご飯なしでも、納豆だけで小腹満たしに◎

おすすめのアレンジ「パルメザン納豆」

吸収効率の良い乳清カルシウムが発酵によってさらに吸収効率が高まるチーズ。中でも、パルメザンチーズにはハッピーホルモン、かつ、睡眠の質を高める「セロトニン」の合成を促進するビタミンB12が豊富。動物性と植物性のダブル発酵食品でさらなる腸活力を期待。ストレスを緩和し、女性ホルモン分泌や体温調節を整えます。チーズのほのかな塩味が、黒豆の甘さを引き立ててくれます。オリーブオイルを加えても風味アップして美味。腸のぜんどう運動を高めてくれます。

ぜひお試しください!

AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。

RELATED関連記事