何をしても良くならない肩こりの原因は【食いしばり癖】にあり?今すぐできる3つの改善策
マッサージをしても改善されず、ヨガやストレッチをしても一時的にほぐれるだけ…。そんな頑固な肩こりは、日常生活の中で無意識にしている「食いしばり癖」が原因かもしれません。食いしばりをやめるには?今すぐできることをまとめてみました。
食いしばり癖が起こる原因
まず、食いしばり癖が起こる原因からチェックしてみましょう。
●薄着。寒さを我慢して全身に力が入る。
●精神的・肉体的なストレスや緊張が続いている。
●リラックスできていない。休めない。力を抜くことが苦手。
●歯に関する不調がある。歯並び・噛み合わせの不具合がある。
●食事中、左右均等に噛めていない。噛み方に癖がある。
食いしばり癖が引き起こすこと
食いしばり癖が慢性化すると、顔だけでなく周辺の筋肉も硬くなります。その結果、起こることとは?
●血流やリンパが滞る。首や肩が凝る。顔がむくむ。
●顔色が悪く見える。皺や老け顔の原因になる。
●顔の表情が乏しくなる。暗い印象を与えてしまう。
歯を食いしばる時には、自分が思っている以上の負荷がかかっていることが多く、広範囲に影響が出ることがあります。ストレッチやマッサージをしても根本的な改善にならないため、「何をしても肩こりがよくならない!」と感じるのでしょう。また、人によっては肩こりにとどまらず、歯や顎を痛める原因になることもあります。できるだけ早く、食いしばりをやめることが大切ですね。
食いしばり癖をやめよう!今すぐできる3つのこと
1.体の緊張をほぐそう
まず、体全体の緊張を意識してほぐすことから始めましょう。次のように、敢えて緊張状態を一度作り、一気に脱力する方法もおすすめですよ!
●両手を組んでバンザイ。思いっきり伸びてから一気に脱力して開放する。
●両肩を思いっきり上げる。耳にしっかり引き寄せてから、一気に脱力して開放する。
2.心の緊張をほぐそう
食いしばり癖の原因のひとつ、ストレスによる心の緊張を解くためには、深い呼吸が大切!試しに、リラックスして、深い呼吸をしながら奥歯をぎゅっと食いしばってみてください。おそらく違和感しかないはずです。バタバタして心のゆとりがない時ほど、ほんの数分でもいいので少し立ち止まってみませんか?リラックスして、深呼吸する癖を身に着けましょう。座ることができる時は座って、横になれる時には寝た状態でやってみるのもおすすめです。
3顔の緊張をほぐそう
今以上に力が入りすぎないように、直接ほぐすことも大切です!意識するのは、顎から耳の辺りまで。図を参考に、フェイスラインをたどり、指先でプッシュしながらマッサージ。食いしばる時に盛り上がる部分を探し、周辺をじっくりほぐします。無意識に力みやすい部分に緩める癖をつけてあげて!
最後に
いかがでしたか?自分ではなかなか気づきにくい癖だけに、まず自覚することが改善の第一歩といえるかもしれません。今回紹介した3つの改善策は、特別な準備は不要。今すぐできることばかりです。早速今日から試してみましょう。体や心にとってよくない癖は1日も早く手放して!ただし、歯や顎、関節に痛みがある場合は、自己判断は禁物です。医療機関に相談し、適切なアドバイスを受けてくださいね。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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