【満月の日はどうすれば良い?】占星術において「満月」が意味するもの

 【満月の日はどうすれば良い?】占星術において「満月」が意味するもの

なぜこんなにも満月は感情に影響を与えるのでしょうか?事実とフィクションを紐解きます。

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満月を観察し、その意味を見分ける習慣は、文字で伝承される以前の古代にさかのぼります。近年、月のリズムやサイクルは、メインストリームの文化の中で再び関心を集め、時には尊敬の念さえ抱かれています。

しかし、満月が私たちの生活にどのような影響を与えるのか、また、なぜ満月が私たちの気分や精神状態に影響を与えるのかを理解する際、神秘的な雰囲気が漂う傾向があります。満月の時に起こることの基本を知ることで、満月の時の体験をより理解できるようになります。そして、もう少し知識と理解を深めれば、次の満月には少し違った形で対応できるでしょう。

月とそのサイクル

占星術でいうところの満月は、太陽と月が正対している状態、つまり太陽と月が地球を挟んで真向かいにある状態を指します。つまり、太陽と月が地球を挟んで真正面に位置するため、月は太陽の光を反射し、私たちの目には満月のように見えるのです。

逆に、新月は太陽と月の間にあり、私たち地球にいる人間に向かって光を反射することができません。そのため、私たちからはまったく見ることができないのです。これを月が完全に影になるフルシャドーと言います。

月が満ち欠けをするにつれて、明るさが増していきます。満月になると、影はなくなり、今起こっているのことを認識するよう導くかのように月の輝きが降り注ぐのです。

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 (画像: Getty Images)

満月の象徴

象徴的なレベルでは、太陽は精神(または神性、宇宙、穴埋めなど、あなたのお好みの言葉を入れて下さい)を表します。月は肉体だけでなく、感情的な身体も表します。満月は、精神の輝きとアウェアネス(意識)を感情や肉体に取り込み、受け入れるに相応しい時です。

新月の間は、エネルギーレベルで起こっていることが無意識に行われていることが多く、暗い影の中で、まだ光を浴びる準備ができていないのです。満月を迎えるころには、アウェアネスが高まり、なんとなく感じていた近づいていた洞察を得ることができるようになります。これは、月が満月に近づいてきたのと同じ時期に起こります。このアウェアネスにより、人生で起ころうとしていること、またそれがいつ起こるのかについて気づき、畏敬の念を抱くことでしょう。

満月は一瞬の出来事でも、1日だけの出来事でもありません。少なくとも3日間は活動する月の満ち欠けです。特に月のイベントが控えている際には、満月の間、月と本気で一緒に過ごすこと、そして月の影響で身に起こること全てが、感情をコントロールする練習になります。

あなたの感情的な体の中に何が沸き起こるか注意して観察しましょう。明るく照らされているものは何でしょうか?もはや隠せない行動や思考はありますか?光に耐えられない闇はありますか?具体的に言うと、無駄な心のパターン、自分に害をもたらす習慣、不健康なコミュニケーションスタイルなど変えるべき習慣はありませんか?おそらくこの時、あなたは変化を起こそうとしたり、助けを求めたりする強さを見出すことができるでしょう。

夢の中で泣いたり、インスピレーションを得たり、啓示的な洞察力を経験したりしたら、あなたは語りかけられているのだ、と理解しましょう。新月の時点では完全に見えていなかったけれど、今は手の届くところにある真実の感情的、心理的な本質が示されているのです。それは、継続的な進歩を意味しています。

満月がそれぞれ違う理由

すべての満月は、上記のような特徴を持ちながら、それぞれ異なる感覚を持っています。これは、それぞれの月の周期で、異なる惑星の力が共存しているからです。満月のたびに、その月に影響を与える星座と、その他の惑星の影響に気を配るようにしましょう。

例えば、直近の2021年11月の新月は蠍座でした。これは感情的には苦痛を伴う星座です。次の満月は牡牛座にあり、一貫した努力で集中できる何かを見つけることを求めるサインです。つまり、新月の蠍座の痛みは、その時見えなかったものへの道を切り開いてくれたのです。それどころか、満月の光は、私たちに大変でも努力のしがいがあるものを示してくれるでしょう。

月のサイクルをチェックし、満月が近づいたら注意するようにしましょう。自分の感情、精神的、状況的な課題や人間関係に対して、どのような表情を見せるか注意を払って下さい。

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By CAMERON ALLEN
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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