【人気アーユルヴェーダセラピストのインテリア実例】スッキリと暮らすための心得と片付けのコツは?
家にいる時間が増えた今、快適な空間を目指したいもの。そこで、スッキリと暮らす達人の実例をもとに整え方や片付けるコツなどを取材しました。
オンラインを含む講座の受講生が増え、これまで暮らしていた部屋が手狭になったため、今年4月に引っ越しをしたアカリさん。コロナ下の引っ越しで改めて身の回りのものを見直したと話します。
「もともと、物を多く持っていたわけではありませんでしたが、洋服や本などを、かなり処分しました。この部屋に引っ越しをする時に『できるだけ物を置かない』と理想の部屋のイメージを決め、それ以上に物が増えたら手放すようにしています」
そうして、部屋を整えると「足るを知る」ことを実感できるそう。
「自分が心地よく感じられる部屋で過ごしていると気持ちが満たされ、余計なものを必要としなくなります。だから今、部屋にあるものは、すべて必要で意味があるものばかり。ものを選ぶときには、厳選することも大切ですね。私は瓶をひとつ選ぶときにもシビアにチェックし、いちばんしっくりするものを選びます。すると愛着が湧いて自然と丁寧に扱うようになり、物や空間に良い氣が生まれるため、エネルギーに満ちた環境をつくることができます」
◆コロナ下で処分したもの
・洋服…「クローゼットの中身と思考は共通する」と考え、価値観を明確にするために、1年以上着ていない洋服を処分。
・本…スペースの有効活用と、新しい情報を入手する機会を逃さないために1年以上読んでいない本を手放したそう。
開放的で明るいスリランカのサロンをイメージ
マッサージを行うサロンスペースは「開放的で明るいスリランカのサロンの雰囲気を感じてもらいたい」と熟考。雰囲気にそぐわない腰高窓をカバーするために天井から床までの長いカーテンをつけたり、ナチュラルで汚れにくいチーク材のスツールを選び、心和む環境に。
寛ぎと高級感を意識し、気持ちが上がる空間に
講座を行うのは大きな窓がある明るい角部屋のリビング。ナチュラルカラーと黒を基調とした室内は、スリランカの建築家ジェフリー・バワが設計するホテルをイメージ。「受講する人の気分を上げたいと思い、温かさと高級感を感じてもらえる空間を意識しています」
【スッキリ3カ条①】生活感が出ないように色やデザインを統一
市販の商品のパッケージは、カラフルでゴチャゴチャした印象になりがち。それを避けるため実用品などはインテリアに合うデザインや色で統一し、生活感を出さない工夫をしています。
・壁の無機質さを払拭するため、自然をモチーフにしたモダンな絵を飾って。
・スパイスやハーブ類は同じ形の瓶に詰め、ラベルを貼って収納。
・カラフルなデザインが多いティッシュは、もともと黒箱入りのものを愛用。
【スッキリ3カ条②】空気を良くし、気持ちよく過ごせる環境に
快適な空間をつくるために心掛けているのが「良い空気にする」こと。毎朝の換気、こまめな掃除など、室内の気の流れを良くすることでストレスなく過ごせ、レッスン中の集中力もUP!
・忙しい日もこまめに効率よく掃除ができるようにロボット掃除機「ルンバ」を活用。
・新鮮な空気や光が入る大きな窓、空間を広く見せる鏡は快適な環境づくりの要。
【スッキリ3カ条③】必要がないものは極力買わない&置かない
スッキリと整った部屋をキープするいちばんの秘訣は、必要ないものを買わず、余計なものを置かないこと。利便性を考慮したうえで「必要以上のものを置かない」と理想の部屋のイメージを決め、取捨選択の基準を明確にしているそう。
お話を伺ったのは…アカリ・リッピーさん
アーユルヴェーダセラピスト。「フェミニンインフルエンサーアカデミー」「あかりサロン0」主宰。英国アーユルヴェーダカレッジ卒業後、スリランカでセラピストとしての経験を積む。
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